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「日本の危険な選手? 分からない」に気づかされたブラジルのプライド…名FWが読み解いた選手心理の影響「“塩貝健人発言”が火をつけた部分も」 

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杉園昌之

杉園昌之Masayuki Sugizono

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photograph byKaoru Watanabe/JMPA

posted2026/07/03 11:02

「日本の危険な選手? 分からない」に気づかされたブラジルのプライド…名FWが読み解いた選手心理の影響「“塩貝健人発言”が火をつけた部分も」<Number Web> photograph by Kaoru Watanabe/JMPA

恐らく純粋に質問に答えただけの塩貝のコメントがブラジルに火をつけてしまった……自らも経験があるという鄭大世氏は「気持ちは分かる」と言う

アンチェロッティ監督の崩し方は勉強になった

 後半が始まるまではブラジルに勝つ姿も想像できた。得意のカウンターから佐野海舟のゴールで先制し、守備組織も崩れていない。3バックの冨安健洋、右ウイングバックの堂安律、ボランチの佐野海舟の3人で協力し、ビニシウス・ジュニオールにもほとんど仕事をさせなかった。ブラジルの真骨頂を見たのはハーフタイムを終え、ロッカールームから出てきてからである。

「カルロ・アンチェロッティ監督は策士ですね。後半からビニシウスが左サイドに張り出し、フォーメーションを変えてきました(4-3-3→4-4-2)。中央の空いたスペースにセンターバックのガブリエウがすっと上がってきて、フリーでクロスをファーサイドに上げる。うまくやるな、と思いました。

 僕自身も勉強になりました。引いて守る相手の崩し方のパターンといえば、ミドルシュート、クロスの2つしか思い浮かばなかったけど、サイドハーフを張らせて、相手の守備陣を広げるやり方もあるのかって。こんな手もあるんだな、と」

ウイングバックの交代策はむしろ好判断

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 日本は後半開始からブラジルの変化に対し、後手に回ったことは否めないものの、最善は尽くしていた。56分に1-1に追いつかれ、すぐに交代のカードを切る。66分、両ウイングバックに守備力のある鈴木淳之介(左)、菅原由勢(右)を投入したのも素直にうなずける。

「交代のタイミングが遅かったとは思わないです。失点は後半開始から11分後。それより前に両ウイングバックを代えるのは現実的ではなかった。あの時間帯で守備一辺倒となり、フットボールを放棄するのはリスクが大きすぎます。選手たちのメンタルを考えてもよくない。

 僕は1-1になった後、あの戦術にすぐに切り替えたのは良い判断だったと思います。むしろ、早めに応急処置ができたのかなと。やられる前兆はありましたが、あれは失点してからじゃないと踏み切れないですよ」

【次ページ】 セレソンを本気にさせた? 塩貝のコメント

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