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「日本の危険な選手? 分からない」に気づかされたブラジルのプライド…名FWが読み解いた選手心理の影響「“塩貝健人発言”が火をつけた部分も」

posted2026/07/03 11:02

 
「日本の危険な選手? 分からない」に気づかされたブラジルのプライド…名FWが読み解いた選手心理の影響「“塩貝健人発言”が火をつけた部分も」<Number Web> photograph by Kaoru Watanabe/JMPA

恐らく純粋に質問に答えただけの塩貝のコメントがブラジルに火をつけてしまった……自らも経験があるという鄭大世氏は「気持ちは分かる」と言う

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杉園昌之

杉園昌之Masayuki Sugizono

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W杯決勝トーナメント1回戦で敗れた日本代表。かつての名FW鄭大世は、王国の力とプライドを目の当たりにし、自分にもある“思いこみ”があったと気づかされたという——。〈全2回の1回目/つづきを読む

 1-1で迎えた後半アディショナルタイム、日本の夢を砕く、ブラジルの劇的な勝ち越しゴールが決まった直後だった。カナリア色のユニホームを着たサポーターたちが沸き返るなか、ヒューストンのスタンドで観戦するレジェンドの表情がテレビカメラに抜かれた。鄭大世は、そのシーンがあまりにも印象的だったという。

垣間見えた王国のプライドと日本選手の認知度

「普通であれば、安堵したりするはずなのに、あの“怪物”ロナウドは周囲が喜ぶなかでも、一人ふて腐れているような顔をしていたんです。僕はそれが面白くて。きっとブラジルが日本に逆転するなんて、当たり前だろ、と思っていたんでしょうね。ブラジルの選手たちも、内心ではみんなそう思っていたのかなって」

 試合前、ブラジル代表FWラヤンのコメントを聞き、はっとさせられた。プレミアリーグのボーンマスでプレーする19歳は海外メディアから「日本代表の最も危険な選手は誰か」と聞かれ、苦笑しながら「誰が危険なのかは分からない」と答えていたのだ。

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「ヨーロッパでプレーしているブラジル人でもその程度の認識なんだなって。日本のサッカーファンからすれば、いまの日本代表はほぼ全員がヨーロッパで活躍し、誰もが知っている存在です。だけど、世界的に見ると、そうでもないんだな、と。

 日本ではプレミアリーグで成功していると報じられていても、冷静になってよく考えてみれば、世界最高基準には届いていない。自分たちのなかで、『歴代最強の日本代表』のイメージが膨らみ過ぎていたかもしれません。僕自身もそうでした。だから、ラヤンのコメントを聞いたとき、あらためて『そうだよね』と思ったんです。ブラジル代表とは違い、日本にはビッグクラブの主力はいないので。その差は出ましたよ」

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