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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「アンチェロッティは“プランB”を用意していた」長谷川健太がブラジル戦を分析「結果論になってしまいますが…」日本代表に足りなかったものは何か?
posted2026/07/02 17:45
ブラジルを率いる名将カルロ・アンチェロッティ。監督として欧州5大リーグを制覇し、CLでも5度の優勝経験を持つ
text by

戸塚啓Kei Totsuka
photograph by
Getty Images
◆◆◆
悲しみが通り過ぎ、誇りを感じ、改めて課題を認識した──。
ブラジルとのラウンド32は、様々な感情を呼び覚ますものだっただろう。
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「4年に一度の祭典が、宴が、終わってしまいましたね」
ブラジルとの激闘から数時間後、長谷川健太はそう切り出した。Jリーグの複数クラブで延べ19シーズンにわたって采配をふるってきた名将は、「個人的にはめちゃくちゃ楽しませてもらいました」と続ける。ともに日本代表としてプレーした森保一監督が作り上げたチームについては、「彼らは優勝を目指していましたが、その戦いぶりはベスト8やベスト4までいけるのでは、と思わせてくれるものでした。本当にお疲れさまでした、よく頑張ってくれました」と、指揮官と選手たちの奮闘を労った。
アンチェロッティは「プランB」を用意していた
ブラジル戦は前半を1対0で折り返した。
佐野海舟のゴールでリードを奪った日本の森保監督は、ハーフタイムにどんな指示を出すものか。長谷川は迷うことなく自身の考えを明かす。
「私なら『受けるな』と伝えます。2点目を取りにいこうと話して、選手たちを送り出すでしょう」
それでは、リードされたブラジルのカルロ・アンチェロッティ監督は何を伝えたのか?
「慌てることはない。残り45分で絶対に逆転するぞ、というメッセージを伝えたはずです。それから、選手交代の意図ですね」
アンチェロッティは後半開始とともに、ストライカーのエンドリッキを投入してきた。ベンチへ下がった左MFのルーカス・パケタのポジションには、3トップ中央のマテウス・クーニャを下げた。
「前半のブラジルは、ビニシウス・ジュニオールをうまく生かせなかった。クーニャを左MFに置くのはグループステージのモロッコ戦でもやった形で、アンチェロッティのなかではプランBとして用意されていたものだと思います。それによってビニシウスを左サイドの高い位置へ押し出すデザインです」


