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核心にシュートを!BACK NUMBER
「このまま行こう!」「“なあなあ”にしない」W杯ブラジル戦“ウェンブリーのハーフタイム”を再び…日本代表選手もスタッフも経験を積み上げたからこそ
posted2026/06/29 19:51
日本代表、史上最大の決戦。ブラジル相手に勝つために、過去の経験からぶつけられることとは
text by

ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph by
Kiichi Matsumoto/JMPA
日本のシャドーがこなす“特殊任務”
ビニシウスなど、世界トップクラスのサイドアタッカーを擁しているのがブラジルだ。では、彼らの強みであり、日本がここまで苦しんでいる形――サイドからカットインして放たれるシュートに、どのように対処すべきなのか。前編で触れた2つのパターンにくわえ、大きな意味を持つのが「シャドーが、ウイングバックの守備をサポートするパターン」である。
現在の〈3-4-2-1〉システムは守備時に〈5-4-1〉となる。その際ウイングバックのサポートをするのは、2列目のアウトサイドに構えるシャドーになるからだ。最初のアクションとしては、シャドーが相手に簡単にカットインさせない対応をしないといけない。
ただ、それでは攻撃で重要なタスクを担うシャドーの負担が大きくなる可能性がある。この状況についての答えを持っているのが、DFの渡辺剛だ。
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「シャドーの選手に戻ってきてもらわないと今のサッカーはできない。どうしても苦しい部分はありますけど、(前田)大然、(伊東)純也、(堂安)律など走れる選手がいるのが救いです。それに交代で流れを変えられる選手もいる。普通のチームよりは長く走ってもらう……という部分はあるかもしれないですね」
前田はこの一戦を前に、こう話す。
「守備の部分もそうですし、攻撃でも前に出ていく自分の良さを出して行けたらいいかなと」
そして、堂安である。
最近は右ウイングバックが主戦場だったが、スウェーデン戦では右シャドーにポジションを移した。前半アディショナルタイムに決定機を作ると、後半には前田の先制ゴールをアシストした。堂安は久しぶりのシャドーについて、こう振り返っている。
「楽しかったですね。右シャドーでも、左に行っても良いと言う名波(浩コーチ)さんの指示もあった中で、非常にやりがいを感じながらプレーしていました。シャドーからでも良い守備をするのは自分の良さも出ていたと思いますし、良い感覚はありました」
守備で隙を作らず、攻撃で個の閃きを活かす。その戦い方を実現するために、選手たちは3つのポイントを共有している。
上手くいかない時こそ、ウェンブリーのハーフタイムを
しかし、それ以上に大切なことがある。守備が思うようにいかない瞬間が訪れたとき、日本代表はどう振る舞えるのか、だ。
その問いへの答えは、今年3月31日、ウェンブリーの夜にあるかもしれない。日本がアジアのチームとして初めてイングランドを倒したその試合。ハーフタイム、日本代表は揺れていた。

