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森保采配ズバリ「破壊的な相乗効果」なぜシャドー鎌田大地+ボランチ田中碧はハマったか…4ゴールの背景に名波浩コーチが要求した「逆サイド移動」 

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佐藤景

佐藤景Kei Sato

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photograph byXinhua/AFLO

posted2026/06/24 12:21

森保采配ズバリ「破壊的な相乗効果」なぜシャドー鎌田大地+ボランチ田中碧はハマったか…4ゴールの背景に名波浩コーチが要求した「逆サイド移動」<Number Web> photograph by Xinhua/AFLO

圧勝のチュニジア戦、先制点に絡んだシャドー鎌田大地+ボランチ田中碧は大きな効力を発揮した

「大地はここのところはボランチで起用していますが、今のチーム状況を考えたときにシャドーに回ってもらって、彼の良さを出してもらう、チームの攻守のコントロールをシャドーのポジションからしてもらうということを考えました」

 鎌田はアジア最終予選ではシャドーを主戦場としており、戦術的理解度はチーム随一と言っていい。指揮官の狙いは、単なる代役の穴埋めではなく、鎌田の持つゲームメイク能力と決定力を前線で融合させ、チュニジアの堅固な守備ブロックを内側から破壊することにあった。

光った鎌田の「ポジション移動」「判断のスピード」

 鎌田自身、この日のタスクを明確に整理してピッチに立っていた。

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「今日は基本的にボールを持てると思っていたので、ビルドアップの部分で関与するよりも、ゴール前で、危険な場所にできるだけ行けるようにと考えていました。(南野)拓実くんがいつもやっているようなことをできたらいいと思っていた」

 ボランチでのプレー時には後方からの組み立てに重きを置くが、シャドーに入ったことで、鎌田の意識は「よりゴールに直結する仕事」へとシフトした。相手が5-4-1の強固な守備ブロックを敷いてくることが予想される中で、中盤の低い位置でボールを触るよりも、相手のバイタルエリアやペナルティボックス付近の「危険な場所」を突くことを優先したのである。

 この意識の調整が、試合の流れを決定づける極めて重要な先制ゴールという最高の形で結実する。

 前半の早い時間帯、開始4分に、冨安健洋からの縦パスを起点に日本はチュニジアの守備網を切り裂いた。そしてこの場面で光ったのが、鎌田の「ポジション移動」と「判断のスピード」である。

 本来、左シャドーに位置していた鎌田は、相手のマークを外すためにタイミング良く右サイド後方へと流れた。ピッチを縦に割る5つのレーンにおいて、本来いるべき左のハーフレーンから中央、さらには右のハーフレーンへと、レーンをまたぐようにポジションを移動したのである。

名波コーチが要求してきたこととは

 この流動的な動きの背景には、日本代表の攻撃戦術を担当する名波浩コーチの要求もあった。

【次ページ】 名波コーチが要求してきたこととは

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