- #1
- #2
サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
森保采配ズバリ「破壊的な相乗効果」なぜシャドー鎌田大地+ボランチ田中碧はハマったか…4ゴールの背景に名波浩コーチが要求した「逆サイド移動」
posted2026/06/24 12:21
圧勝のチュニジア戦、先制点に絡んだシャドー鎌田大地+ボランチ田中碧は大きな効力を発揮した
text by

佐藤景Kei Sato
photograph by
Xinhua/AFLO
シャドー鎌田+ボランチ田中碧という相乗効果
オランダ戦の劇的なドローで手にした勝ち点1は、続くチュニジア戦の結果次第で、その価値が一瞬にして霧散する可能性を孕んでいた。しかし、日本は世界が称賛するパフォーマンスを披露し、勝ち点を積み上げることに成功する。オランダ戦の結果を、チュニジア戦の快勝によって本当の意味で価値あるものに変えた。
過去に7度ワールドカップに出場している日本だが、グループステージ第2戦で勝利したのは、2002年日韓大会のロシア戦(1-0)だけだった。それゆえに難しいとされてきた鬼門を、今回は全く危なげない戦いぶりで突破してみせた。
なぜ、日本は歴史を最良な形で上書きすることができたのか。
ADVERTISEMENT
勝因は攻守両面で複数存在するが、ここでは「攻撃面のメカニズム」に焦点を当ててみたい。まず大きかったのは、森保一監督が施した二つの重要な選手起用だった。「シャドーの鎌田大地」と「ボランチの田中碧」である。2人の存在は、ピッチに極めて流動的かつ破壊的な相乗効果を生み出した。
森保監督が試合後話した起用の意図
初戦のオランダ戦において右シャドーで躍動し、攻撃のクリエイティビティを引き受けていた久保建英は、左ヒザの負傷によりチュニジア戦の欠場を余儀なくされた。このアクシデントによって第2戦のメンバー構成には大きな注目が集まったが、森保監督の選択は意外なものだった。鈴木唯人や後藤啓介の抜擢、あるいは代表でウイングバックを主戦場とする中村敬斗や堂安律を中央に配する選択肢もあった中で、ここ最近はボランチに定着していた鎌田を1列前の「左シャドー」に配置したのだ。
指揮官は起用の意図について、試合後に次のように語っている。

