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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
中村敬斗の“別格すぎた”少年時代「あんなすごい子、今まで見たことがない」81歳の名伯楽が重要証言「レイソルが手放したときは“何やってんだ”って…」
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澤田将太Shota Sawada
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/06/20 11:15
W杯オランダ戦でゴールを決めた中村敬斗。指導者が「別格でした」と断言する、知られざる少年時代とは
一方で、「完璧なチームとは、8人の明神と3人のクレイジーな選手で構成される」とフィリップ・トルシエに高く評価された元日本代表の明神智和については、やや意外な評価を口にした。
「明神はね、子どもの頃は飛び抜けていたわけじゃないんですよ。もちろん上手かったけど、絶対的なエースとか、誰が見ても1番っていうタイプじゃなかった。とにかく自分に何が必要かを考えて、考えて、少しずつ積み重ねていったんですね。でも、W杯に出るほどの選手になるなんて思っていませんでした」
森保ジャパンで3ゴールをマークしている細谷真大も、トーアを経由して柏レイソルのU-15に入団した。
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「細谷はとにかく身体能力がすごかった。スピードもあるし馬力もある。相手を吹っ飛ばして、自陣から一人で運んでそのまま決めちゃうような選手でした。本当にわかりやすく突出していましたね」
大橋、明神、そして細谷。それぞれ違う武器で日の丸を背負った選手たちだ。しかし、そんな彼らと比べても、中村への評価はずば抜けていた。
「子どもの頃に関していえば、それでも中村敬斗が別格です」
あのオランダ戦のゴールも「子どもの頃からやっていた」
少年サッカーの世界では、成長の早さが評価を大きく左右する。体が大きい。足が速い。肉体の成熟度にばらつきがあるため、早熟な選手が目立ちやすい。だが、中村は少し違った。野寄の記憶に強く残っているのは、フィジカルではなく技術だった。
「もちろん周りよりは足も速かったですよ。でも、圧倒的な身体能力でやっていたわけじゃない。とにかくボールを触る感覚が違ったんです」
中村といえば、カットインからのシュートが代名詞だ。オランダ戦で決めた同点ゴールのように、ニアとファーを巧みに蹴り分ける右足の精度は日本代表でも大きな武器になっている。じつは、その原型は幼少期から存在していたという。
「もうその頃からやってましたよ。左から切り返してシュート。あれを子どもの頃からやっていたんですよ」
小学校低学年の時点で“自分の武器”を持っていた。そして、愚直にその武器を磨き続けた。


