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「W杯後のステップアップ移籍は間違いない」中村敬斗が知られざるオーストリア“下積み時代”に語っていた苦闘 「2部での3カ月がデカかった」
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中野吉之伴Kichinosuke Nakano
photograph byGetty Images
posted2026/06/20 08:00
何度も移籍を経験している中村敬斗だが、なかでもオーストリア2部の時代が重要だった、と語っていた
2部での3カ月はでかかった
「ほんとうにそうですね。でも試合に出られなかったシント・トロイデンでの半年間を別に無駄にしたとは思ってなくて、やれることをやってきたと思っています。日本には帰るつもりはなかった。とにかく試合に出続けて、そこからはい上がる形をとろうと思っていましたね。『リンツのセカンドチームから』と話をいただいて、むしろ出やすい環境だなと思ったんです。周りにも若い選手が多いですし、ミスをどんどんしても別に何か言われる環境じゃないじゃないですか。プレッシャーもなくプレーができる。
そこでの3カ月はめちゃくちゃでかかったですね。サッカーの楽しさを思い出させてもらって、サッカーってやっぱりこうだなっていう感じがありました。いい仲間もできた。そういう良い気持ちになるとやっぱり調子も上がってくるんですよ」
オーストリア2部リーグは、ヨーロッパで一番平均年齢が若いリーグと呼ばれている。18〜20歳の各国世代別代表選手が集い、そこからのステップアップに皆がまい進する。リバプールで活躍するハンガリー代表ドミニク・ソボスライ、バイエルンのフランス代表ダヨ・ウパメカノも同じルートをたどった選手だ。
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中村もそこで様々な経験を積み、選手として大事なベースを築いていった。
1試合良くないだけで考えすぎていた
「今振り返ると、いろいろ経験がなかったんだなと思うことはあります。上のリーグでやるためのメンタリティもなかった。チームが負けたり、自分のプレーが良くなくなってくると、気持ちも下がっちゃう。そうなるとやっぱり良くないパフォーマンスになってしまう。
1試合良くないくらいどうってことないはずなのに、何か考えちゃうんですよね、若い時って。なんでだろう。そんなの相手が対策してきたらそうなることだってあるじゃないですか。こういうの、日本人特有だと思っているんです。でも海外で活躍している選手って、その辺り気にしない。ここでプレー経験を積むことで、深く考えすぎる必要ないなっていうのを、やっと学んだと思います」

