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「W杯後のステップアップ移籍は間違いない」中村敬斗が知られざるオーストリア“下積み時代”に語っていた苦闘 「2部での3カ月がデカかった」
posted2026/06/20 08:00
何度も移籍を経験している中村敬斗だが、なかでもオーストリア2部の時代が重要だった、と語っていた
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中野吉之伴Kichinosuke Nakano
photograph by
Getty Images
オランダとのW杯初戦で見事なゴールを決めた中村敬斗。ドイツメディアでは、中村がフランス2部でプレーしていることを驚きとともに報じているところも少なくない。W杯後にはステップアップ移籍することは間違いないとみられている。
今の中村を語るうえで、2021年、オーストリア2部での下積み時代は欠かせない大事なパートだ。オーストリア第3の都市リンツを訪問し、クラブオフィスで1時間近く話を聞けたことがある。とてもフレンドリーで、ドイツ・フライブルクから来たことを伝えると、「(堂安)リツ君の取材してます? すごいですよね!」と向こうからいろいろ聞いてきてくれたことをよく覚えている。
オーストリアでつかんだスタメンの座
当時の中村はオーストリア1部LASKリンツでレギュラーとして活躍し、「ネクスト三笘(薫)」としてリバプールなどビッグクラブが注目する存在だった。こちらの質問にもとても丁寧に答えてくれ、オーストリアでプレーしている充実感について、熱っぽく語っていた。
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「今までプロに入って、1年間フルでずっとスタメンで出続けることがなかったんです。チームの中心としてプレーできているので、やっぱり満足感というか、充実感がありますよね。今まではベンチスタートだったり、途中出場で何か残すっていうのに取り組んでいましたが、今立場が変わって、すごい楽しくやれてます」
日本のサッカーファンからすると、オーストリアサッカーのレベルはだいぶ下にみられるかもしれない。欧州ではイングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランスが5大リーグ。ポルトガル、オランダ、トルコ、ベルギーがそれに次ぐリーグとされている。オーストリアはそのまた下。しかも中村が移籍した当初プレーしていたのは、2部所属のセカンドチームだった。
G大阪からオランダ1部のトゥエンテ、ベルギー1部シント・トロイデンへレンタル移籍、そこからオーストリア2部というのは世間的にはだいぶステップダウンととられる。ただ、中村は失意の底にいたわけではない。むしろ自分と向き合う大事な時間だったと振り返っていた。

