酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
「まるで別人」ドジャース佐々木朗希が“防御率6.35→2.55”のナゼ「急改善した15.71」「フォーク2球種化だけでなく…」V字回復に潜む意外なデータ
text by

広尾晃Kou Hiroo
photograph byAP/AFLO
posted2026/06/08 17:01
佐々木朗希はドジャースで、ロッテ時代に見せた支配力をマウンドで発揮しつつある
昨年、佐々木は38.9%がゴロアウト、61.1%がフライアウト。いわゆるフライボールピッチャーだった。しかし今年は45.1%がゴロアウト、54.9%がフライアウト。グラウンドボールピッチャーに変貌した。フォーシーム以外に打ち取ることが出来る球種が増えたことが大きい。
1イニング当たりの投球数は25年が17.09球、26年が17.14球、15球以下が優秀とされる中で、まだ球数は多いが、3、4月までは19.37球(439球/22.2回)だったのが5月以降は15.71球(555球/35.1回)と急速に改善している。
今季もドジャースは先発投手陣の離脱が相次いだが、ブレーク・スネル、タイラー・グラスノーの復帰が近い中、佐々木は結果を出さないとローテを外れると報じられた。しかし一転して、この2人がIL(負傷者リスト)入りする中で、先発の台所事情が苦しくなりかけていた。そのタイミングでの、佐々木の「V字回復」は、ロバーツ監督にとって何よりの朗報だろう。
古いかもしれないが、佐々木朗希は「持っている」と言えよう。次回登板が楽しみだ。

