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「まるで別人」ドジャース佐々木朗希が“防御率6.35→2.55”のナゼ「急改善した15.71」「フォーク2球種化だけでなく…」V字回復に潜む意外なデータ
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広尾晃Kou Hiroo
photograph byAP/AFLO
posted2026/06/08 17:01
佐々木朗希はドジャースで、ロッテ時代に見せた支配力をマウンドで発揮しつつある
先発投手のストライク率は6割でぎりぎり合格、65%を超えれば優秀とされる。佐々木は制球力が急激に改善したのが大きい。さらに被打率も3割から.186へ。MLBの平均打率は.241だから、平均以下からトップクラスにV字回復したことになる。
マイナーに落ちることもなく、ミニキャンプなども張ることもなく、なぜここまでのV字回復ができたのか。各球種の「成分分析」をして、さらに踏み込んでみよう。
160キロ超フォーシームが蘇った
MLB公式サイトの「STATCAST」から、今年の佐々木の投球を球種別に集計する。以下、佐々木の今季球種と昨年のデータ。%は全投球数に占める割合 球速、回転数は平均。
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・フォーシーム
2025年 49.9% 球速154.7km/h 回転数2085 被打率.256 被本塁打6
2026年 43.2% 球速156.4km/h 回転数2199 被打率.303 被本塁打6
フォーシームの球速は1.7km/h上がり回転数も114アップしている。球威は増しているが、MLBの投手にとってこれくらいの速球は攻略できる。被打率は3割と悪化した。しかし5月以降、球速はさらに上がっている。
昨年、160km/hの球速を記録したのは東京ドームでの開幕戦の4球だけだった。今季も4月末までは1球だけだったが、5月以降は、6月5日のエンゼルス戦での161.9km/hを最高に160km/h以上を11球も記録している。おそらく「ギアを上げる」ことができるようになったのだろう。
昨シーズン終了後、佐々木朗希はロバーツ監督から一つのテーマを与えられていた。それは「球種を増やす」こと。佐々木はNPB時代、最速165km/hのフォーシームと急速に落下するフォークで圧倒的なパフォーマンスを見せてきた。3番目の球種としてスライダーもあったが、ほとんどこの2球種だけで快投を演じてきた。
しかしMLBでは、ボールやマウンドの違和感もあって、フォーシームは球速が落ちた。フォークはストライクゾーンを外れるようになり、被打率こそ低かったが、打者は手を出さなくなった。その投球パターンしかなかった佐々木は窮地に陥った。そこでロバーツ監督は、球種を増やし「投球の幅」を拡げるように指示をしたわけだ。
データに見える意外な事実…宝刀を投げ分け?
筆者は3つ目の球種は、以前から投げていたスライダーだと思っていた(昨年はMLBではスイーパーと記録された)。しかし「STATCAST」で集計して、意外なことに気が付いた。

