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「PSG連覇へスキなし」CL決勝前評判をアーセナルは覆せるのか…カギを握る“日本代表とW杯で対戦”スウェーデン代表FWギョケレスと超鉄壁の守備陣
posted2026/05/30 17:01
パリとロンドンで随一の人気クラブであるPSGとアーセナル。W杯を前にビッグイアーを掲げるのは?
text by

井川洋一Yoichi Igawa
photograph by
Michael Regan-UEFA/Getty Images
パリ・サンジェルマンの連覇か、アーセナルの初優勝か──。
北中米W杯直前の2025-26シーズンのチャンピオンズリーグ決勝は、フランスとイングランドのリーグ王者の対戦となった。本稿執筆時点における大手ブックメーカー、ウィリアム・ヒルの勝者予想では、PSGが1.67倍、アーセナルが2.20倍と、前者がやや有利と見られている。おそらくこれが、大方の予想だろう。
盤石の王者PSG、スキなき強さの根源
ルイス・エンリケ監督が統率するPSGは、昨季決勝でインテルを5-0と粉砕した2週間後に、クラブW杯の初戦を戦い、その大会でも決勝まで進出。そこではチェルシーに0-3と思わぬ完敗を喫したが、国内のリーグとカップも制して3冠を遂げた後に準優勝しており、ほぼ完璧なシーズンを送った。
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65試合を戦った昨季を世界2位で締め括ったひと月後には新シーズンが始まり、UEFAスーパーカップでトッテナム・ホットスパーをPK戦の末に下して、幸先の良いスタートを切った。しかし当然ながら、これほど休みなく多すぎる試合を消化すれば、トップアスリートといえども、その代償を払うことになる。
今季は前半戦からW杯メンバーであるウスマヌ・デンベレ、デジレ・ドゥエ(ともにフランス代表)、ジョアオ・ネヴェス(ポルトガル代表)ら、主力が筋肉系の負傷に見舞われ、後半戦ではファビアン・ルイス(スペイン代表)とアシュラフ・ハキミ(モロッコ代表)が長期離脱。世界最高のライトバックのひとりである後者は、CL決勝の出場も危ぶまれている。
負傷者続出も、名将エンリケの手腕光る
ただし昨季もそうだったように、エンリケ監督の巧みなチームマネジメントにより、チームはシーズン終盤にピークを迎えている。
現在32歳の主将マルキーニョス(ブラジル代表W杯メンバー)は今季の国内リーグで11試合にしか先発しておらず、そのほとんどは大事を取ったにすぎない(チャンピオンズリーグでは14試合に先発)。2月以降は実に3試合にしか出場しておらず、それは佳境に入ったチャンピオンズリーグに専念するためだ。

