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今村聖奈22歳“ジュウリョクピエロへの信頼”が生んだオークス制覇の神騎乗…「女子は風紀を乱す」“日本で最初の女性騎手から90年”歴史が動いた瞬間 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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posted2026/05/25 17:02

今村聖奈22歳“ジュウリョクピエロへの信頼”が生んだオークス制覇の神騎乗…「女子は風紀を乱す」“日本で最初の女性騎手から90年”歴史が動いた瞬間<Number Web> photograph by JIJI PRESS

ジュウリョクピエロを樫の女王に導いた今村聖奈(22歳)。JRA所属の女性騎手として初となるGI制覇をクラシックで成し遂げた

「今村だから…」単勝オッズに表れたファン心理

 今村は、クラシックも、東京芝2400mも初騎乗だったのだが、それを感じさせない、落ち着いたレース運びで栄冠を手にした。

 海外の騎手も含め、女性騎手が日本のクラシックを制したのは史上初。

 2着馬の鞍上がクリストフ・ルメール、3着がダミアン・レーンだった。世界的名手との叩き合いを制したことも、勝利の価値を高めた。

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 ジュウリョクピエロの過去5戦のうち4戦で今村が騎乗しており、前走の忘れな草賞は、4コーナーで前をひとまくりにして2着を2馬身半突き放した。

 芝のレースでは2戦2勝と底を見せておらず、オークスとの結びつきが強いことで知られる前哨戦を圧勝したのに、単勝10.9倍の5番人気にとどまったのは、鞍上が今村だからという部分も影響していただろう。ルメールやレーンだったら1番人気になっていても不思議ではない。そうした見方をされていたことも、今村自身、感じていたはずだ。

 今村は、デビューした2022年、テイエムスパーダでCBC賞を勝ち、重賞初騎乗初制覇を果たし、55勝を挙げ女性騎手の年間最多勝記録を更新した。しかし、翌23年にはスマートフォンの不適切使用で30日間の騎乗停止処分を受け、復帰後の騎乗数が激減した。さらに24年には落馬により右肩を脱臼し手術を受け、年間6勝にとどまった。一時的に関東に拠点を移したこともあった。

 順風満帆な道のりではなかった。

 長期の騎乗停止などがなければ、もっと早い段階でこうした舞台に立っていたかもしれないが、信頼を取り戻し、ここまで来た。

 時間がかかったとはいえ、まだ5年目の22歳だ。このオークスは、キャリアの大きな転機になるだろう。

【次ページ】 “日本で最初の女性騎手から90年”歴史が動いた

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