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「マキちゃん、ごめんね」恋愛を選んだジャッキー佐藤が、マキ上田に告げた日…ビューティ・ペアはなぜ“電撃解散”したのか? 全女の伝説レスラーがついに告白 

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伊藤雅奈子

伊藤雅奈子Kanako Ito

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photograph byShiro Miyake、東京スポーツ新聞社

posted2026/05/28 11:01

「マキちゃん、ごめんね」恋愛を選んだジャッキー佐藤が、マキ上田に告げた日…ビューティ・ペアはなぜ“電撃解散”したのか? 全女の伝説レスラーがついに告白<Number Web> photograph by Shiro Miyake、東京スポーツ新聞社

「ビューティ・ペア」で一世を風靡した伝説のアイドルレスラー・マキ上田さんのインタビュー【第2回】

マキ あれは、空けようとしてたのかなぁ。相手を追っかけて電車に乗ろうとするところを、会社の人に引き止められて帰ってきたことはありましたね。そのとき、「マキちゃん。ごめんね」って言われたのを、すっごく覚えてるんですよ。ようは、プロレスを捨てて相手のところに行くからねっていう、次の現場には行かないよっていうね。

――看板選手が恋愛に走ると、雇用団体はどのような策を講じるんですか。

マキ 恋愛もうまく進むように仕向けたんじゃないですか。そうじゃないと、(辞められると)困りますから。だから、私のほうが、「それは矛盾してるでしょ。冗談じゃない!」となったわけですよ、全女とジャッキーの両方に対して。「これまで文句を言わずに言うことを聞いてきた私は、どうなるんだ?」とね。ジャッキーは私を蹴って、ようするに、ビューティを蹴ってそっちに行って、(プロレスと恋愛の)両方を手に入れて、ね。

解散を引き延ばされ、全女は大儲けした

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――それが引き金となって、マキさんが全女に「ビューティ・ペアを解散したい」と打ち明けたんですか。

マキ そうなりますね。

――引き止められましたか?

マキ 会社的には解散を1年後に延ばして、またその1年間で荒稼ぎしたんですよ。映像を撮ったり、グッズを売ったりして。

――その猶予の1年間で、ジャッキーさんが“改心”する可能性もあったのではないかと思いますが。

マキ ないと思ってました、私は。彼女にとっては、相手がそれ(ビューティ)以上の存在だったんでしょうね。プロレスでもなくビューティでもなく、そっちを選んだんだから。仕事を捨ててそっちを選んでも、潰す権利は私にはないから、行きたいんなら行ってよと。私があきらめればいいだけの話だからって、すっごい太い心で受け止めましたね。ちょうどそのころ、うちの母がガンになってね。まだ30代の後半だったかな、白血病だったんですよ。(山口)百恵ちゃんのドラマ、あったでしょ?

――TBS系ドラマの「赤い疑惑」ですか。

マキ それだと思います。あれとかぶってしまって。そのときは病名を聞かされてなくて、(実母は地元の)鳥取の病院に入院してたんですけど、面倒を見てくれてる叔母さんから会社のほうに電話があって、「入院費をなんとかできないか」と。「それは構わないよ」っていうことで、仕送りをしてたんですけど、血を買うって結構かかるんですよね。そのとき、プロレスでケガをしても、会社が面倒を見てくれるわけじゃないっていう先のことを考えはじめて、ちょうどジャッキーのこともあったので、いろいろ考えてしまった。プロレスはもういいやってなってしまったんですね。18歳ぐらいで、まだ若かったこともあって。

【次ページ】 解散から数年…ジャッキー佐藤からかかってきた電話

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