NumberWeb TopicsBACK NUMBER
「あれ? ルディさんじゃないですか?」取材記者がいま明かす、中谷潤人陣営の“異変”…トレーナーが井上尚弥戦前に異例の行動「KO勝ちできたら、翌日に死んでもいい」発言も
posted2026/05/15 06:02
敗戦直後、中谷潤人が見せた表情
text by

NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Hiroaki Finito Yamaguchi
◆
「あれ? ルディさんじゃないですか?」
4月19日、羽田空港の到着ゲート。報道陣が中谷潤人の帰国を待っていると、その少し前に黒のTシャツ、黒のハーフパンツ姿の男がスーツケースを引いて現れた。ルディ・エルナンデス――中谷を15歳から指導し続けてきた名トレーナーが、試合の約2週間前という異例のタイミングで日本に入っていた。
ADVERTISEMENT
「ルディさんが(試合前の)これほど早いタイミングで来日するのは、今までになかったことですよね?」
報道陣から中谷にこんな質問が飛んだ。
中谷はうなずき、こう答えた。
「タイムリーに指導してもらえるので、より繊細なことに気づいて、アドバイスもしてくれると思いますし、すごく心強いですね」
これは中谷陣営が、井上戦にどれほど細部まで神経を使っていたかを示す出来事だった。
「翌日に死んでもいい」発言
一方で、来日後のルディは日本メディアの前でほとんど何も語らなかった。記者会見への出席すらためらい、距離感や試合展開について問われても「長い距離かもしれないし、インファイトかもしれない」「ゴングが鳴るまで分からない」と繰り返すだけだった。
しかし、親しい米メディアの記者には具体的な本音を明かしていた。米『Boxing Scene』の記事で、ルディは井上を「現在世界最高の選手」と認めながらも、こう言い切っている。「イノウエをリスペクトすることと、試合が始まって彼の頭を吹き飛ばしに行くことは別だ」。
そして、ルディのある言葉が強烈な印象を残す。「もしジュントがイノウエにKO勝ちできたなら、翌日に死んでもいい。人生に何も悔いはない」——アメリカ的な誇張を含む表現ではあるのだろうが、63歳のトレーナーが積み上げてきたすべてを賭けた一戦であることが、強くにじみ出ている。
中谷陣営が描いていた“勝ち筋”とは? 井上戦で生じた“2つの誤算”の詳細は本編で明かされている。
◆
この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。

