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「中谷の挙動がおかしい」井上尚弥“あの右アッパー”直後にあった中谷潤人の異変「ジュントに言ったよ」試合後にトレーナーが打ち明けた“ある誤算”
posted2026/05/08 17:03
試合を決定づけた、11ラウンドの“右アッパー”の真相とは
text by

NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Hiroaki Finito Yamaguchi
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11ラウンド残り1分20秒、コンパクトで鋭い右アッパーを被弾した中谷潤人の動きが一瞬止まった。左目をかばい、手が出なくなる。「挙動がおかしい」――そう気づいたとき、試合の流れは決定的に変わっていた。
井上尚弥と中谷潤人。ともに32戦全勝の日本人対決は、「やがて、伝説と呼ばれる日。」というキャッチフレーズが違和感なく受け入れられるほどの一戦だった。事前の下馬評は井上有利に傾き、中谷の勝利を予想する声はほとんどなかった。だが、リングの上で実際に展開されたのは、はるかに複雑で緊張感に満ちた攻防だった。
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中谷が遂行したプランは大胆なものだった。序盤4ラウンドを、あえて「捨てた」のだ。待ちに徹し、井上に情報を渡さない。中谷自身は試合後にこう語っている。「井上選手は学ぶ力がすごく強いので、“学ばせない”ということでああいう戦い方になりました」。ポイントを失うことは織り込み済みだった。
トレーナーが試合後に語った「誤算」
そのプランは、中盤以降に勝機を見出すための布石だった。5ラウンドから中谷が仕掛けを増やし、8ラウンド以降はギアをさらに上げる。あの井上がロープを背負う場面が増えた。手元の採点では、10ラウンドを終えた時点で「96-94」で井上がリード。残り2ラウンドで中谷が取り切れば、ドローの可能性もあった。
だがそこに、あの右アッパーが飛んだ。中谷は眼窩底骨折を負っていた。
試合後、ホテルに戻ったトレーナーのルディ・エルナンデスは「7ラウンドか8ラウンドが始まる前のインターバルで、ジュントに言ったよ」と打ち明けた。ルディが中谷に伝えた言葉、そしてプランに生じた“ある誤算”の詳細は、本編記事でさらに詳しく語られている。
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この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。
