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「岡本和真は“あの賞”を狙える」打撃だけでない凄みとは? NHK解説者がMLB日本人野手を採点「大谷翔平は今季“あること”を控えていますね」
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小早川毅彦Takehiko Kobayakawa
photograph byGetty Images
posted2026/05/06 11:04
バッティングでもチームトップのHRを放つ活躍を見せるブルージェイズ岡本和真だが、小早川毅彦氏はその守備の貢献度に注目する
打撃についても、村上選手同様、速いボールへの対応が課題かと私は考えていたんですが、その予測を見事にくつがえしてくれていますね。ホームラン10本中6本は速球系のボールをとらえています。かつてはそれこそさすがのイチロー選手であっても、アメリカに来た当初はスピードボールに苦労していたと思いますが、やはり近年は情報量がまったく違います。あらゆる投手の動画が見られて、球種や軌道、変化のレベルといったものまで自分のデータに取り込めますからね。初めて見て驚かされる、ということは少なくなっているでしょう。大谷翔平選手がベンチでタブレットの動画を確認する姿は、多くのファンの方にお馴染みだと思います。岡本選手や村上選手も、当然そうした情報をもとに入念に準備できるという面はあるでしょう。
アメリカのボールはNPBよりも飛ぶ……?
ただ私の経験から言って、スピードへの対応には、慣れというか、回数も必要です。そうした点でも、岡本選手や村上選手はWBCはもちろん、NPBでもかなりの速球投手と対戦経験が豊富です。日本人投手でも、一部の剛腕先発投手やクローザーばかりでなく、中継ぎ投手も150km以上の速球を投げるのが当たり前の時代になりました。日本のピッチャー全体がレベルアップしているからこそ、彼らのようなトップ打者ならMLBにもすぐ対応できるのではないでしょうか。
それと、これは別になんら確証があるわけではなくて印象論にすぎないことをお断りしておきますが、彼らは、メジャー球のほうがNPB球よりも打球が飛ぶと感じているんじゃないですかね。近年のNPBの投高打低はみなさんご存知の通りです。これはいろんな要因があって何が原因とひとつに絞ることはできませんが、気圧、気候だったり、ボール自体だったり、いくつかの要素がからんで、アメリカのほうが打球が飛ぶような印象はあります。どちらがいいという話でもありませんが、これもある程度、日本人打者のパワーがMLBで発揮できるようになってきた要因のひとつかもしれません。

