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「岡本和真は“あの賞”を狙える」打撃だけでない凄みとは? NHK解説者がMLB日本人野手を採点「大谷翔平は今季“あること”を控えていますね」
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小早川毅彦Takehiko Kobayakawa
photograph byGetty Images
posted2026/05/06 11:04
バッティングでもチームトップのHRを放つ活躍を見せるブルージェイズ岡本和真だが、小早川毅彦氏はその守備の貢献度に注目する
さて、メジャー新加入の2人のお話をしてきましたが、他の日本人打者についても見ていきましょう。
まずドジャースの大谷翔平選手。ここのところは当たりが止まっている感もありますが、シーズンの出だしとしては例年通りといっていいのではないでしょうか。なんだかんだ言っても4月は6本塁打しています。
ただ、今季はドジャースで初めてのフルシーズン二刀流ということもあって、大谷選手自身の意識のなかで、ピッチャーの比重が増えているかもしれません。実際にここまで素晴らしい投球を続けています。久しぶりにピッチャー専任で試合に出たりもしていますね。登板中・登板後の打率があまり良くないことも考慮されているのかもしれませんが、まあそれはたまたまだろうと思います。
今季の大谷は内野ゴロでダッシュをセーブしている
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ただ、大谷選手といえども一人の人間ですので、使える時間はみんなと同じ24時間ですし、払える意識や集中力も無限ではないわけです。投手としての意識を増やせば、代わりに何かを多少は抑えないといけません。具体的に私が見ていて一番違う部分としては、今季のバッター・大谷選手は、内野ゴロを打ったときに全力で走らないようにしていますね。ある程度セーブしている場面が見られるといいますか。
本来は野球少年の気持ちで、常に全力でダッシュしたい選手ですから、本意ではないだろうと思いますが、少しでも投手に力を残しておくということでしょう。今季は今さらのように他チームから「大谷ルール」に疑問が呈されたりしています。エンゼルスのときは何も言われなかったじゃないか、という気がしますが、エンゼルスと3連覇を目指すドジャースではまあ失礼ながら存在感が違うわけでして(笑)。それだけ、大谷選手も投手として期するものがあるはずですから、期待して二刀流を見守りたいですね。

