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大谷翔平が“苦悶のケガ”鈴木誠也を心配そうに見つめ…「優しさに涙が出そう」WBC映画で描かれた2人の友情と「不振の近藤健介がもがく」舞台ウラ

posted2026/05/05 11:00

 
大谷翔平が“苦悶のケガ”鈴木誠也を心配そうに見つめ…「優しさに涙が出そう」WBC映画で描かれた2人の友情と「不振の近藤健介がもがく」舞台ウラ<Number Web> photograph by JIJI PRESS

WBC期間の鈴木誠也と大谷翔平。今大会を記録した映画では2人を中心に戦いが描かれている

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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 4月24日、東京都荒川区で第6回WBCの記録映画『戦いの向こう 侍たちの記録 2026 WORLD BASEBALL CLASSIC』の特別上映会が行われた。

鈴木誠也がケガ…心配する大谷

 筆者は3月7日、日本対韓国戦の日に、鈴木誠也の出身地、東京都荒川区のパブリックビューイング会場で取材をした。鈴木が中学時代に所属した荒川リトルシニアの会長、石墳(いしづか)成良氏は「誠也は、あのころから打っても投げても走っても、全然違っていました。プロに行くとは思っていましたが、メジャーリーガーになるとは」と語っていた。

 その試合で鈴木は2本塁打に加え、押し出しで勝ち越しとなる打点を挙げる大活躍で、荒川区民は大盛り上がりだった。WBCの閉幕から約1カ月半、特別上映会の会場には、ユニフォーム姿の少年たちが多数詰めかけた。鈴木の後輩にあたる選手たちもいた。

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 映画は、3月15日の準々決勝のベネズエラ戦の1回、いきなり鈴木が二塁走塁で負傷してベンチに戻り、それを心配そうに見つめる大谷翔平、というシーンから始まった。地元のヒーロー鈴木誠也がグランドの土にまみれ、しゃがみこんで苦悶する姿に、場内は静まり返った。

 野球のドキュメント映像が製作されるようになったのは、2012年のDeNAが最初ではないかと思うが、今は多くの球団がシーズンの戦いを映像作品にしている。一定のニーズがあるのだ。その中でも2023年第5回WBCのドキュメンタリー映画『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』は別格で、劇場公開3週間で85万人を動員するヒットとなり、全国で追加上映が行われた。

 それに続く第6回WBCの記録映画はNetflixの制作で、現時点では劇場公開はなく、Netflix上での公開となる。

3年前の優勝は〈幸せな映画〉だったが

 こうしたスポーツドキュメンタリー作品の最大の特徴は「視聴者が結末を知っている」ということだ。その結末へ向けて、映画製作者がどんなナラティブを紡いでいくのかが、焦点となる。

 前回2023年大会、侍ジャパンは3回目の世界一の栄冠に輝いた。前回の映画は筆者は劇場で映画を見たが、最高の結末でエンディングを迎えることをすでに知っていたから、気楽に見ることが出来た。

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