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「現場は7回制に猛反対」は本当か? 賛成派の“意外な意見”「超強豪に勝てるかも」「あの暑さを考えたら…」茨城の公立校監督が明かす“野球存続の危機感”

posted2026/04/17 11:01

 
「現場は7回制に猛反対」は本当か? 賛成派の“意外な意見”「超強豪に勝てるかも」「あの暑さを考えたら…」茨城の公立校監督が明かす“野球存続の危機感”<Number Web> photograph by Yuki Kashimoto

いずれも茨城の公立校、水戸一・木村優介監督と水戸三・柴田優太監督

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樫本ゆき

樫本ゆきYuki Kashimoto

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Yuki Kashimoto

「7回制に賛成です」。“一般的な野球部”の監督・選手たちに聞いた7回制への本音。【全3回の2回目】

 今年1月、筆者はある勉強会に足を運んだ。「第22回 野球を勉強する会」(会場:水戸第一高校)。年1回の茨城県野球指導者交流会である。全国から著名な野球指導者を招き、戦術やマインドを学ぶ。今年は北海道、福島、群馬、栃木、神奈川、東京、千葉から25人が集まった。ここでも興味深い「7イニング制賛成論」に出会った。話を聞いた7人のうち、水戸三・柴田優太監督を含む3人が賛成派だったのだ。

賛成する監督「7回なら勝てるかも」

・東京都立小松川高校・江川直輝顧問(27歳)

 私は「賛成」です。昨夏の初戦、神宮球場での試合をしたら、5回を過ぎたあたりから主力選手が次々と足をつり、体力の限界を迎える様子を目の当たりにしたことが理由です。公立の選手の体力を守るためには7イニングが限界ラインでした。部員は18人です。7イニングなら14、5人を起用するイメージです。

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・茨城県立水戸第一高校・木村優介監督(41歳)

 自分のチームのことだけを考えれば「賛成」です。格上の強豪校を相手にしたとき、7イニングであれば「勝ててしまう」可能性が高まるからです。いいピッチャーがいても100球を超えると疲弊し、打順が4巡目に入る8、9回は本当に怖い。7イニング制は環境要因によって力の差が逆転する前に試合が終わるため、逃げ切るチャンスが増えるという戦略的メリットもあります。

肯定的な選手「あの暑さは…」「逃げ切れる」

 次に、水戸一、水戸三の選手、計10人に聞いた。6人が反対で、4人が「やや賛成」と答えた。ここでも賛成派の意見を紹介する。

・「やや賛成」手面太志選手(水戸一・主将・3年・DH投手捕手)

 自分たち公立高校が勝ち上がるためにはいいピッチャーがいることが条件。いいピッチャーがいた場合、先に1、2点を取ってそこから守り切る。2-0か2-1のスコアで勝ち逃げするイメージです。中学時代はボーイズリーグで序盤で点を取って逃げ切りパターンが多かったので。3年前、県4強入りしてセンバツの21世紀枠候補に選ばれたとき、エース小川永惺さん(現・鹿屋体育大1年)1枚で逃げ切るイメージだったので、勝つならこの戦術だなと思いました。

【次ページ】 すでに「7回制の野球」をイメージ

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