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マスクの窓から野球を見ればBACK NUMBER
新3年生世代は「過去50年でトップクラス」の評価も…スカウトが語った春のセンバツ“不出場”の逸材たち「大谷翔平のスイーパーみたい」な投手は何者?
text by

安倍昌彦Masahiko Abe
photograph byAsahi Shimbun
posted2026/04/02 06:01
センバツ不出場の選手にもプロ注の逸材は多い。敏腕スカウトが明かした「今春の甲子園に居なかった」原石の名前は…?
「今年の静岡は、とにかく面白い。いろんな個性が、数も揃ってますから」
嬉しそうなのは、別の東海地区担当スカウトだ。
「筆頭は、常葉菊川でしょう」
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校名だけで、誰だかわかってしまう。常葉大菊川高・佐藤大介選手(3年・182cm77kg・左投左打)。敢えて、名前の次にポジションを定めなかったのは、間違いなく、高校野球では投手と野手の「二刀流」だからだ。
「断然バッターでしょう! ピッチャーとしてなら大学向きでも、バッターだったら、もしかしたら2年目からプロの一軍で使えるかもしれない」
ちなみに、2024年以前3回のドラフトで、プロ2年目から一軍戦力になった高校生バットマンは、千葉ロッテ・寺地隆成捕手ただ一人だ。
「去年の秋に、聖隷クリストファーの高部(陸)から2試合で6安打ですよ。でもね、練習のバッティング見たら、たぶんもっと驚きます。内(角)も外(角)も、変化球も打ち損じ、ほとんどありませんから。丸(佳浩・現巨人)の高校時代みたい。木製(バット)にもすぐ対応できますよ、彼だったら」
非強豪の高校にも“逸材”が?
「沼津商業のキャッチャーに、知徳の左のサイドハンド」と見たい選手の名前が続く。
沼津商業高・後藤幸樹捕手(3年・180cm85kg・右投右打)に、知徳高・渡辺大地投手(3年・191cm83kg・左投左打)だ。
「後藤の肩は、センバツ組のキャッチャーと比べてもトップクラスでしょう。地肩に自信があるから力んで投げて軌道がブレることもあるけど、軽く投げて二塁ベースにポンと置くこともできる。それと、意外にバッティングがいいんですよ。詰まった右方向も飛距離が出るし、盗塁できる足があるのも大きなアドバンテージ。キャッチャーにこだわらなくても、いろんな可能性を持っているので、魅力いっぱい」
「あ、そうそう、プレーしている時の表情もイキイキしていていいんですよ」と、付け加えてくださった。

