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甲子園の風BACK NUMBER
沖縄尚学“甲子園優勝キャッチャー”の苦言「なぜあそこで末吉良丞にストレートを…」“投手力に依存しすぎた”沖縄尚学の課題「チームとしてまだまだ」
posted2026/03/28 17:03
帝京の蔦原悠太に逆転の2点タイムリーを打たれた末吉良丞。「夏春連覇」の夢は初戦でついえた
text by

松永多佳倫Takarin Matsunaga
photograph by
JIJI PRESS
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昨夏の甲子園優勝キャッチャー・宜野座恵夢(現・沖縄電力)は、沖縄尚学が帝京と対戦したセンバツ1回戦での末吉良丞の立ち上がりを見て即座に口を開いた。
「まったく動じていないし、いつもの(末吉)良丞です」
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かつてそのボールを受けていた身として、コンディションは心配ないと太鼓判を押した。
試合を見ながら末吉のポテンシャルについて尋ねると、宜野座は呆れ顔で話した。
「あいつの“バカ力”はすごい。筋トレの数値を見ると特別なものがあるわけじゃないんですが、野球のなかで出力されるパワーがとにかく“バカ力”なんです」
昨夏まで末吉の女房役を務めてきたからこその発言だった。数字だけでは測りきれない、尋常ではない出力の高さを宜野座は“バカ力”と表現したのだ。
懸念していたチームとしての練度
帝京との試合に話を戻したい。宜野座は投手力に比べて物足りないと指摘される現在の沖縄尚学の打撃力について、こう語った。
「僕らもあの夏の甲子園前には“打てない、打てない”とメディアでずっと言われてましたけど、“でも勝っているじゃん”と思ってスルーしていましたから。今回のセンバツ出場の経緯といい、彼らの代は持っていますからね。打撃はどうしても波ができますが、守備と走塁はスランプがないので、その部分においてどうかです」
新チームのメンバーのこともよく知る宜野座は、特にディフェンス面を心配していた。夏の甲子園で優勝したチームはさまざまな行事も重なり、新チームの始動が日本で一番遅くなる。致し方ないとはいえ、チームとしての練度を懸念しての発言でもあった。

