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「これではミウラとキハラに勝つのは…」三浦璃来&木原龍一“りくりゅうペア”批判のロシア人選手に国内メディアが酷評?…「悩めるフィギュア大国」の現在地 

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別府響

別府響Hibiki Beppu

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posted2026/03/12 06:00

「これではミウラとキハラに勝つのは…」三浦璃来&木原龍一“りくりゅうペア”批判のロシア人選手に国内メディアが酷評?…「悩めるフィギュア大国」の現在地<Number Web> photograph by Asami Enomoto/JMPA

ミラノ・コルティナ五輪で金メダルを獲得したりくりゅうペア。「かつての強国」ロシアメディアも脱帽したその強さとは…?

 ミーシナ/ガリアモフ組は、りくりゅうペアに更新される前のISU公認大会における世界最高得点を長らく保持していたペアでもあり、その名前を耳にしたことがあるファンも多いかもしれない。

 “王者の敗退”という波乱に加えて国内メディアが紛糾したのは、優勝ペアのコズロフスキーが、テレビ解説を務めたミラノ・コルティナ五輪で「明らかにやりすぎだ。158点はどうみても過剰だと思う」と金メダリストであるりくりゅうの得点を公然と批判していたからだ。

 そんな経緯があった上での優勝だったため、いやが上にも話題は大きかった。

りくりゅう“批判”のロシア王者に…メディアの苦言

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 だが、意外にもロシアのスポーツメディアは厳しい論調での分析を見せた。国内最大級のスポーツ紙である『СПОРТ-ЭКСПРЕСС』(スポルト・エクスプレス)は《ロシアペアはもはや世界最強ではない》との見出しで、こんな風に報じたのだ。

「ロシア国内では外国勢が高難度の技を繰り出さないのを見て“世界のレベルは低い”と強調したがる傾向がある。だが、今回の優勝ペア(ボイコワ/コズロフスキー)は4回転のスロージャンプで転倒し(もちろん挑戦したことには敬意を表するが)、敗れたペア(ミーシナ/ガリアモフ)は3回転すら決められなかった」

 ミラノ五輪での採点を「過剰だ」と断じたコズロフスキー本人が、国内大会で精彩を欠いた演技を見せた。そのことでメディアの矛先は彼自身の不遜さへと向かったのだ。

【次ページ】 選手たちの「4年間の“孤立”」には憐憫も…

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