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「一番かわいい私がドレスを着るべき」さくらあや29歳に聞く“スターダムのシンデレラ”への思い…「ギスギスしていた」玖麗さやかとの“本当の関係性” 

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原悦生

原悦生Essei Hara

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posted2026/02/03 11:11

「一番かわいい私がドレスを着るべき」さくらあや29歳に聞く“スターダムのシンデレラ”への思い…「ギスギスしていた」玖麗さやかとの“本当の関係性”<Number Web> photograph by Essei Hara

「シングルで結果を残したい。フューチャーのベルトもシンデレラもほしい」とプロレスへの思いを語ったさくらあや

 普段の言動から、さくららは仲がいいのか、悪いのかという疑問もある。率直に聞いてみた。

「べったりではないです。『これこうやろ』『ちがいますよー』とか、バックステージのコメントも、普段もあのまんまです。はじめは似ているなと思ったんですが、どんどん違うなと思ってきて。ずぼら。おおざっぱ。どこでも寝られる。そういう性格は似ていますね。スタジオでは床に上着敷いて寝ています。テレビって朝早かったりして、LEDのライト浴びて、まぶしくて目が疲れてすぐ眠くなる」

“ヒールのマイク”で痛感「自分たちは薄っぺらい」

 12月29日、両国国技館。さくららは新コスチュームでH.A.T.E.の刀羅ナツコ、琉悪夏組に挑んだが、ゴッデス王座は取れなかった。

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「琉悪夏さんは敵でヒールなのにめちゃ心を動かされた。あのマイクとコメントにやられました。すぐにチャンスがもらえたようなお前らとは違う、泥すすってきた数が違う、とか。キャリアは長いけれど、めっちゃ若いじゃないですか。私は大人でデビューしたのに結構、心がしんどい時とかあった。勝てなくて負けが続いている時とか、あそこが良くなかったなあ、って時にさらにコメント書かれて心が沈んでいく。琉悪夏さんはキッズファイターから大人に混じってやってきた。なかなかチャンスが回ってこない。後からデビューした選手に追い越される。悔しい。みんな琉悪夏さんがどういう思いでどういうプロレスやっているのかわかっているから。それに比べて自分たちは薄っぺらいなあ、と思ってしまった」

 さくらには反省点がある。

「プロレスって体重差があるからこそ、それを生かした攻防がある。なつぽいさん、たむさん、サオリさんというお手本が身近にいるのに、自分たちの良さを出せなかった。ジャーマンも投げ切れなかったし、玖麗のファルコンも。技を出し切って負けたのではなく、出させてもらえなかった。完全に負けたわけじゃない。次挑戦するときは勝てると思う。不完全燃焼でモヤモヤしている。技量が足りなかった。技の一つ一つが重い。セントーン食らったときお腹痛くなる。体重を生かした動きをしっかり持っているのは強みですよね」

「体重は腰をケガした時に落とした方がいいと言われたので落としたんです。仙女のジュニアのベルトを持っていた時は、3年以下55キロ以下という規定があったので、55キロ以上にはならないようにしようと節制していた。もうそれはないから体重は気にしなくていいのですが、私は顔とお腹につくタイプなので、もうちょっと筋力をつけていこうと。筋肉つけて55キロでいいかな。私が60キロにしたところでスターダムの中では軽い方だから、あまり増やしません。増やすより絞る方が向いてる。腹筋とかもっとつけた方がいいので筋肉つけたい。筋トレ頑張ります」

【次ページ】 「一番かわいい私がドレスを着るべき」

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