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寺地拳四朗「対戦相手の体調不良で流れた王座戦。進化したAmazing Boyは前向きにチャンスを待つ」
posted2026/01/29 09:00
text by

渋谷淳Jun Shibuya
photograph by
Tetsuro Takisawa
アラビアの大地に涙があふれた――。昨年暮れ、3階級制覇を目指してサウジアラビアに乗り込んだ寺地拳四朗の試合は、IBFスーパーフライ級王者、ウィリバルド・ガルシアの体調不良により試合前夜、急遽中止が決まった。翌日、会場に現れた寺地は集まった記者に対応したものの「やっぱり会場に来ると……」と言葉を詰まらせ、タオルを目に押し付けたのである。
寺地の相棒、三迫ジムの加藤健太トレーナーが当夜の緊迫した様子を振り返る。
「10時過ぎだったと思います。まず三迫貴志会長に連絡が入り、ホテルのロビーに呼び出されました。試合は中止だと。すぐに発表されるというので、慌てて拳四朗にも降りてきてもらい、会長が中止を告げました。拳四朗は呆然というか、『言葉を失う』とはまさにこういうことなんだと思いました」
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