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笑う広岡達朗「隠れて酒を呑んでいることなど、もちろん知っていたよ」ヤクルトOBが語る“広岡さんにバレた瞬間”「反省会中に“ビール3本”が届いた」
text by

長谷川晶一Shoichi Hasegawa
photograph bySankei Shimbun
posted2026/01/26 17:01
ヤクルトスワローズ監督時代、さまざまなルールを設けた広岡達朗。「広岡さんに飲酒がバレた」選手は、いったいどうなったのか?
「ビールを買っているのは誰だ?」「井原です」
名古屋遠征時のホテルの冷蔵庫は自動精算方式だった。ビール瓶を取り出すと同時にフロントに知らせが行き、チェックアウト時に精算するシステムである。
「名古屋では、フロントに連絡して“誰が何本呑んだのか”をチェックされました。当時、その役割を果たす人がいたんですよ」
井原は明言しなかったが、「森昌彦(現・祇晶)コーチですね?」と投げかけるとニヤリと笑った。話はさらに続く。
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「遠征先では大体、ホテルの1フロアを貸し切りにするんです。廊下にある自動販売機でビールを買うと、ガチャンとかなり大きな音がしますよね。だから僕はいつも、3階上まで行ってビールを買っていました。1階上じゃないんです。3階上です。でもあるとき、“ビールを買っているのは誰だ?”という話になったら、コーチの一人が“井原です”って言ったんです。僕は3フロア上で買っているから、絶対に僕じゃないのに」
井原は、実に楽しそうに笑っている。
<前編とあわせてお読みください>
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