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マスクの窓から野球を見ればBACK NUMBER
「しゃれにならない。そこらじゅうに出ているから」“クマ問題”がプロ野球のスカウト活動にも波及？ 強豪校の近くにも出没で「選手に負の影響が…」
posted2025/11/28 11:02
日本の様々な地域で起こっているクマ問題。実は野球界にも影響を与え始めているようで…？
text by
安倍昌彦Masahiko Abe
photograph by
JIJI PRESS
2025年、日本ではクマによる深刻な被害が急増し、関係省庁が対策に乗り出している。一方で、“クマ害の実態”は意外なところにも被害を与えているという。逸材を探して全国津々浦々を行脚するプロ野球のスカウトにも、クマの脅威は少なからず影響を与えているそうで……？《NumberWebレポート全2回の1回目／つづきを読む》
「この近くにもクマが出まして…」
騒動は、もう初夏のころから始まっていた。
北信越のある強豪校の選手の取材で、グラウンドにおじゃました時のことだ。
「この近くにもクマが出ましてね。寮生以外の生徒は、駅から自転車通学なんですけど、親が『危ないから車で送り迎えさせてくれ』っていうんですよ」
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駅から学校までは、わりと見通しの利く田園風景の中を、自転車でおよそ15分という。
「クマが出たって言っても、人に危害を加えたわけじゃないし……出た場所だってはっきりしてないんですけど」
