「しゃれにならない。そこらじゅうに出ているから」“クマ問題”がプロ野球のスカウト活動にも波及？ 強豪校の近くにも出没で「選手に負の影響が…」 

　今から半年前なら、あいまいな笑いで片付けていたこの「問題」が、ここにきて、住民の生命にも関わる深刻な事態になっている。まったくこの時代の「安全保障」なんて、国内のすぐ身近なところから脅かされるのだから、油断も隙もありゃしない。

　なんでも、エサのどんぐりが凶作らしく、腹をすかしたクマたちが里に下りてきて、人や作物に危害を加え始め、そうした動きが冬眠前のこの時期になって、一段と活発化している……というのが主要因のようだ。とはいえ実際のところ明確な理由は分かっていない。

　そんな中でエサを求めて里に下りてくるクマも命がけだろうが、クマの被害に脅かされるこちらのほうも命がけだ。とうとうこちら側が武器を手に、クマと向き合う状況になっている。

©JIJI PRESS

「クマ問題」がスカウト活動に与える影響は？

ADVERTISEMENT

　そしてそんなクマ被害の影響は、各学校を回るプロ野球のスカウトたちの活動にも影響を与え始めているという。

「いやもう、しゃれにならないっす。そこらじゅうに出ていますから――」  

　そんな風に語るスカウトたち。果たして、どんな実害が出てきているのだろうか？

＜次回へつづく＞