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「じつは3児の父」柳田悠岐37歳の“意外な素顔”「奥さんが食事を…」変えた食生活、“まるでサラブレッド”な肉体美…ソフトバンク怪物、ケガから復活ウラ側
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田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph byHideki Sugiyama
posted2025/10/22 06:00
ソフトバンク柳田悠岐37歳の意外な素顔とは
レギュラーシーズンを制した頃のソフトバンクには、そんなムードが確かにあった。
だがしかし、やはり柳田は異次元だった。柳田がいなければCSファイナルの大激戦を勝ち上がるのは不可能だったろう。
「考え方を変えた」フルスイング論
ハイライトは第2戦だ。両チーム無得点の8回裏1死一、二塁で打席が回った。日本ハム・新庄剛志監督はここで先発の福島蓮から、柳田を封じるべく上原健太にスイッチ。その代わったばかりの左腕の3球目の直球を逆方向のレフトスタンドまで運んでみせたのだ。
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柳田の代名詞といえばフルスイングである。
「僕は野球をやめるまで一生フルスイングです」と宣言したこともあった。しかし、最近は「考え方をやや変えている」とつい先日明かしていた。
それでもなお、流し打ちとは思えないアーチを描いてみせる。
「若い頃によくあっちに打ってたんで、懐かしいなと思いました」
現代を生きる我々は大谷翔平という超人を目の当たりにして基準値がバグり始めているものの、やはり柳田もまたトンデモナイ選手なのだと再確認した一撃だった。
そして、これがCS通算10発目の本塁打で内川聖一氏と並ぶ歴代最多に浮上した。また、今年のCSファイナルではチームで唯一6試合連続安打を放ち、同通算57安打&36打点は単独トップ。「そうなんですか。それは、いっぱい出ているからですね」と“三冠”には涼しい顔だった。
「3児の父」は食事も変えた
それよりも本人が不敵な笑みを浮かべたのが第6戦の6回裏に放った遊撃内野安打の話になったときだ。やや緩いゴロではあったが、柳田は大きな体躯を飛ばして一塁を駆け抜けた。手動計測だが、タイムは3秒9台。プロ野球でも俊足と評される水準である。
「けっこう足速かったッスね。順調です」
柳田は約1年半前から「かっこよくて、強くて、動ける」を目指し、懸命にトレーニングを行ってきた。
それと並行して、好きなものを口に放り込むだけだった食事も見直した。


