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「あっ、大谷翔平がフリーマンに顔を寄せて…」ドジャース4連勝優勝への転機とは? NHK現地解説者が振り返る「日本人3人衆に加え、テオスカーも…」
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小早川毅彦Takehiko Kobayakawa
photograph byGetty Images
posted2025/10/20 11:01
ブルワーズを4連勝で退けたドジャースだが、ただ大谷らスーパースターが活躍したというだけではない、勝利の要因と転機があった、と小早川氏はいう
私の印象に残った象徴的な場面が、大谷選手が第1打席でホームランを打ったあとのことです。ダグアウトに降りて、仲間たちとハイファイブを交わして祝福される大谷選手が、フレディ・フリーマン選手の耳元に顔を近づけて、何事かを耳打ちしていたんです。
フリーマンと大谷、ベッツとロハス、スネルと山本……
実は大谷選手は左投手の厳しいマークにあっていた地区シリーズの試合中、フリーマン選手と話し込んでアドバイスを求めるという珍しいシーンがありました。この日は最初の打者として相手先発投手を打ったところで、早速その感覚をフリーマン選手に伝えたのでしょう。お互いに情報を共有して、チームとして戦うというムードを感じさせてくれました。
この日は他にも、ショートゴロをさばいたムーキー・ベッツ選手の送球の判断について、その直後にミゲル・ロハス選手がアドバイスを熱弁するという場面もありました。NumberWebで前回お話ししたように、ブレイク・スネル投手と山本由伸投手も仲が良くて、すごく長い時間ハグして称えあったり、情報共有しているようですね。シャンパンファイトではスネル投手が山本投手のインタビューに乱入して「I love Yama!」と叫んでいました(笑)。
ベンチまで「ロウキ、ロウキ」とノリノリに
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佐々木朗希投手が登場した9回に、登場曲の『Bailalo Rocky』に合わせてベンチメンバーが皆ノリノリになって応援する姿にも驚きました。仲間の登場曲でベンチがファンさながらに盛り上がるというのは、あまり見たことがありません。「Rocky」と連呼するところが「ロウキ」と聞こえるというノリのいい曲ですが、選曲したのもロハス選手だそうですね。こんなところにも、チームの状態の良さを感じました。
この日の佐々木投手の投球内容自体は、連投の影響もあったのか、ストレートの球速がまた少し落ちていたように見えましたが、スプリットの制球はよかったですし、なによりポストシーズンは内容よりも結果がすべてです。クローザーとして「胴上げ投手」の大任をしっかり果たしたということ自体が、何よりも重要でしょう。

