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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
ブラジル撃破「最大の収穫」鈴木淳之介22歳とは何者? CB故障者続出の“緊急事態”を救った「CBコンバートから1年半で日本代表まで急成長」
text by

佐藤景Kei Sato
photograph byAFLO
posted2025/10/17 18:05
ブラジル戦勝利に大きく貢献し一躍脚光を浴びた鈴木淳之介。なぜ一気に頭角を現したのだろうか?
「6月の招集でも経験が浅い中、チームの戦力として考えていけるパフォーマンスを見せてくれた。コペンハーゲン(デンマーク)でチャレンジしている中で、これまで彼が持っていたものについて、さらに自信を深めることができていると思います。チャンピオンズリーグでさらに自分のレベルを上げていく、そういうステップアップのチャレンジができている。
個の責任、対人で相手をしっかり上回れていました。前半はビルドアップのところで攻撃の良さが出る展開ではなかったが、味方も淳之介の使い方を把握して、彼も時間がたつにつれてより攻撃に絡むチャレンジをしてくれましたし、さらに良い選手になる期待を抱かせてくれました」
パラグアイ戦後に、そのプレーを高く評価していた森保一監督は、続くブラジル戦でも鈴木淳を先発起用する。3バックの左ストッパーとして、谷口彰悟、渡辺剛とトリオを組ませた。
昨年J1初スタメンからの急成長
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果たして鈴木は周囲の期待を上回るプレーを披露する。
開始2分、攻撃から守備に切り替わった瞬間に、敵陣でブラジルの右ウイング、ルイス・エンリケに体をぶつけて前進を阻み、気迫を示すと、以降も1対1の勝負にことごとく勝っていった。
相手と正対すると、タイミングを見計らって足を出し、ボールを突いてプレーを制限。凡百のDFなら抜かれることを恐れて足を出さず、突破を警戒するのだが、鈴木淳はボール奪取を優先できる特徴を持つ。そして仕掛けられれば、粘り強く体を寄せて相手の選択を奪ってみせる。
湘南ベルマーレに所属していた昨年6月1日、ガンバ大阪戦でセンターバックとしてJ1初スタメンを飾ったばかり。それ以前はボランチだったのだが、一気に頭角を現すと、1年後には代表に選出され、海外移籍を実現し、さらにブラジル代表のアタッカーを何度もストップし、対人の強さをまざまざと見せつけるまでになった。
ブラジル戦、代表キャリアは浅いながら鈴木淳は不安要素になるどころか、抜群の安定感を示した——。
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