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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「0対2は本大会ではキツい」ブラジル戦“歴史的初勝利”にも苦言…南野拓実「ビハインドは負うべきじゃない」“日本代表の意外な本音”を現地で聞いた
text by

戸塚啓Kei Totsuka
photograph byKiichi Matsumoto
posted2025/10/16 17:56
ブラジル戦でキャプテンマークを巻いた南野拓実。大逆転のきっかけとなるゴールを決めた
疲労が蓄積していくなかで勝ち抜くには、試合運びが重要になる。ハイプレスの時間帯に得点を取り切る精度を磨きながら、ブラジル戦の前半のような展開で失点をしないのか、が。さらに言えば、スタメン出場が予想される11人だけでなく、選手が入れ替わってもチームのクオリティを維持しなければならない。48カ国参加に拡大された北中米W杯では、チームの総合力がこれまで以上に問われる。
ブラジルに喫したふたつの失点は、守備組織を決定的に崩されたわけではなかった。だとすれば、守備組織をさらにソリッドなものにしつつ、個人で問題を解決できるようにしていくべきだろう。
森保監督が繰り返し強調する「いい守備からいい攻撃」は、チームを問わずサッカーのベースとなる。ただ、「いい守備」ができなくても守り切ることができ、「いい攻撃」ができなくても取り切れる「個」の力が、戦い方を問わずチームの強みとなる。「個」のさらなるレベルアップは、チームの可能性を高めていくのだ。
<前編とあわせてお読みください>
