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今季で引退「中田翔はトラブルがなければ」「甲子園優勝→ベイスターズのドラ1→今はファーム球団」戦力外通告の秋…去就が気になるベテランは? 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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photograph byHideki Sugiyama

posted2025/09/18 17:02

今季で引退「中田翔はトラブルがなければ」「甲子園優勝→ベイスターズのドラ1→今はファーム球団」戦力外通告の秋…去就が気になるベテランは?<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

日本ハム時代に打点王に輝くなど、中田翔は2010年代のプロ野球が誇るバッターだった

岡田俊哉(投手)1991年生まれ
智辯和歌山高→2009年ドラフト1位で中日入団
通算16年353登19勝24敗19セーブ62ホールド414.1回365振 率3.61

 甲子園に4回出場、花巻東の菊池雄星の外れ1位で中日に。細身の左腕投手で3年間はファーム暮らしだったが2013年に一軍昇格し66試合に登板し7勝5敗2セーブ15ホールドと活躍。以後も中継ぎ投手として活躍、2017年WBCにも出場したがこの年「血管外膜剥離術」の手術を受けて戦線離脱。2019年には再び53試合に投げるが、以後、成績は低下した。速球、シュートを武器とするシャープな投手だった。

楽天日本一→ロッテの球宴2回出場右腕も

【ロッテ】
美馬学(投手)1986年生まれ

藤代高→中央大→東京ガス→2010年ドラフト2位で楽天入団→20年ロッテにFA移籍
通算15年266登80勝88敗0セーブ5ホールド1455回1041振 率3.94
オールスター出場2回

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 入団時は「即戦力の救援投手」という評価で1年目はリリーフだったが、当時の星野仙一監督のアドバイスで先発に転向。169cmと小柄だったが、140km/h台半ばのフォーシーム、スライダー、カーブ、チェンジアップ、スプリッターなどを同じフォームから投げ込む「計算できる先発投手」としての役割を確立。楽天で9年投げたのちにFA権を行使してロッテに移籍。ロッテでも2ケタ勝利を2回記録。クイックが巧み。制球力の良い投手だった。

【くふうハヤテ】
田中健二朗(投手)1989年生まれ

常葉菊川高→2007年高校生ドラフト1巡目で横浜入団→2024年からくふうハヤテ
通算12年274登14勝13敗1セーブ64ホールド281.2回226振 率3.64
オールスター出場1回

 春の甲子園の優勝左腕。外れ外れ1位で横浜に入団。入団直後に左肩を痛めたが、2010年に一軍昇格。当初は先発も、2014年の終盤から救援投手として活躍。2015年にはオールスターに選出される。山﨑康晃につなぐセットアッパーとして活躍。16年には23ホールドを挙げたが19年にトミー・ジョン手術。育成から復活し22年には47登板するも23年オフに戦力外。ここ2年はくふうハヤテ。カーブでタイミングを外す投球が印象的だった。

戦力外通告はこれから本格化…去就が気になるベテランは

【オイシックス】
三上朋也(投手)1989年生まれ

県立岐阜商→法政大→JX-ENEOS→2013年ドラフト4位でDeNA入団→23年から巨人→24年からオイシックス
通算12年368登10勝16敗23セーブ121ホールド346.2回257振 率3.22
オールスター出場2回

【次ページ】 規定打席到達の選手が“史上最少レベル”問題

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