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「張本美和の疑念は当然」タイムアウト問題に早田ひなが釈明「事前に承認を得ていた」なぜルール違反なしでも不公平が生まれた? 浮き彫りになった課題

posted2025/08/31 17:00

 
「張本美和の疑念は当然」タイムアウト問題に早田ひなが釈明「事前に承認を得ていた」なぜルール違反なしでも不公平が生まれた? 浮き彫りになった課題<Number Web> photograph by JIJI PRESS

WTT横浜大会、張本美和との2回戦での早田ひな。この試合でのメディカルタイムアウトについて早田本人が言及した

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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 8月29日、卓球の早田ひなが自身のSNSを通じて、卓球の国際大会「WTTチャンピオンズ横浜」(8月7~11日)で問題となったメディカルタイムアウトの件について説明した。

 あらためて振り返ると、2回戦で早田と張本美和が対戦。2ゲームずつ取り合って迎えた最終ゲーム、張本が4-2でリードの場面で早田がメディカルタイムアウトをとった。このとき早田のケアにあたったのは岡雄介トレーナーであったことから物議を醸すことになった。岡氏は早田のベンチコーチも務めているが、日本選手同士の対戦の場合、ベンチコーチがつかない慣習があり、この一戦でも両者にコーチはついていなかった。

張本美和が涙ながらに語った「疑問」

 だがメディカルタイムアウトでトレーナーではあるがベンチコーチでもある岡氏がケアしたことに、試合後、張本が涙ながらに疑義を呈した。

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「(早田の)コーチでもある方が治療をされていたので、そこはすごく疑問に思いました。アドバイスだってできるかもしれないし、そこはすごい試合中も疑問に思いながら待っていました」

 翌日には張本の兄である張本智和も「許せないと思います」と言及。

「メディカル兼コーチかもしれないので、中立のトレーナーがやるべきだと思います。もし何も会話をしていなくても疑われてもおかしくないし、認められないと思います」

 張本美和はメディカルタイムアウト中、コーチ不在で一人待機している状態にあり、その後、7-11と逆転負けを喫したこともあって、張本兄妹にとどまらず、批判の声も広がっていった。

【次ページ】 早田本人が明かした「事前に承認を得ていた」

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