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井上尚弥の“刺客”アフマダリエフ激白「私たちの母国での生活は想像もできない」苦境から這い上がったウズベク・パワー「4団体統一こそ究極のゴール」
text by

杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph byGetty Images
posted2025/09/01 11:05
井上尚弥戦を前に実現したインタビュー。母国を代表して戦う強い意志を感じさせる言葉があった
――ご家族について教えていただけますか?
「私の家族はウズベキスタンにいるが、この試合のために日本に来てくれる予定だ。自分にとっても家族にとっても初めての日本だ。父と母、3人の姉妹と兄、そして妻と息子のMJジュニアがいる。彼らが一緒に来日し、イノウエと戦う際に私のそばにいてくれることには大きな意味がある」
――日本にはいつ到着予定なのでしょう?
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「スケジュールは決まっているけど、ここで言ったら日本の“ヤクザ”が空港で待っているかもしれないから秘密にしておくよ(笑)。でも試合前に日本で少し時間を過ごし、トレーニングの仕上げをするつもりだということは言っておきたい」(※すでに8月24日に来日)
――最後に、キャリアの最終目標を教えていただけますか?
「子供の頃からの夢は世界王者になることだった。そしてすでに統一王者になり歴史を作った。だが、まだ終わりじゃない。次の目標は最速(最も少ない試合数)で“4団体統一王者”になること。それが究極のゴールだ。常に新しい目標を持っておきたいものだが、一歩ずつ前に進んでいかなければならない。とにかく今はイノウエに勝つことこそが最大の目標なんだ」
〈全2回/前編から続く〉

