じつは阪神・佐藤輝明が三冠王圏内…「戦時中以来の“3割未満”首位打者か」「防御率1点台がセパで8人」異常すぎるプロ野球タイトル争い 

【打点】
〈セ・リーグ〉
佐藤輝明（神）64点（89試）
森下翔太（神）60点（90試）
牧秀悟（De）46点（88試）
ファビアン（広）44点（88試）
大山悠輔（神）43点（90試）

〈パ・リーグ〉
レイエス（日）56点（82試）
ネビン（西）40点（88試）
中川圭太（オ）40点（73試）
万波中正（日）39点（85試）
山川穂高（ソ）39点（78試）
清宮幸太郎（日）39点（85試）

　セは阪神2人の争い。佐藤が警戒されれば森下に勝機が出てくるだろう。佐藤が二冠王をとればMVPも有望。佐藤は前述した打率でも1位と8厘差で、後半戦次第では2022年の村上宗隆以来となる三冠王も射程に入ってくる。パはレイエスが大きくリード。外国人が打点王をとれば2019年セのソト以来となる。

レイエスは久々の外国人助っ人の本塁打王となるか　©Kiichi Matsumoto

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【盗塁】
〈セ・リーグ〉
近本光司（神）23盗（90試）
上林誠知（中）19盗（86試）
岡林勇希（中）14盗（88試）
中野拓夢（神）14盗（90試）
三森大貴（De）14盗（63試）

〈パ・リーグ〉
周東佑京（SB）25盗（63試）
小深田大翔（楽）25盗（83試）
西川愛也（西）18盗（88試）
辰己涼介（楽）14盗（72試）
五十幡亮汰（日）13盗（72試）

　セは近本が6回目の盗塁王に向けて走っているが、過去13盗塁がキャリアハイの中日・上林が伏兵として追いかけている。パも周東が3年連続4回目の盗塁王を狙うが、23年に周東と盗塁王を分け合った小深田が並ぶ。

防御率1点台がセパ合わせて8人もいる

　打率、本塁打が例年以上に厳しい状況が目立つ野手の一方で、投手はどのようになっているのか。

【勝利数】
〈セ・リーグ〉
東克樹（De）10勝4敗（15登）
山﨑伊織（巨）8勝2敗（16登）
村上頌樹（神）8勝3敗（17登）
ジャクソン（De）8勝4敗（16登）
才木浩人（神）7勝5敗（15登）
松葉貴大（中）7勝6敗（16登）
床田寛樹（広）7勝7敗（17登）

〈パ・リーグ〉
伊藤大海（日）10勝5敗（16登）
モイネロ（SB）8勝2敗（16登）
曽谷龍平（オ）8勝4敗（15登）
大関友久（SB）7勝3敗（15登）
加藤貴之（日）7勝3敗（13登）
有原航平（SB）7勝5敗（15登）
隅田知一郎（西）7勝6敗（15登）
九里亜蓮（オ）7勝6敗（16登）

©Hideki Sugiyama

　セパともにトップは二けた勝利に到達。阪神を追いかけるDeNAの東は登板間隔を詰めている。打線の援護を考えれば阪神勢が有利か。パはソフトバンクのモイネロが調子を上げて日本ハム伊藤を追いかけている。

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