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「メジャーリーガーっぽいんです」立大後輩が語る「野球選手・長嶋一茂」の記憶…ミスター逝去で思い出す“長嶋茂雄以上の逸材”だった大学時代
posted2025/07/02 17:02

立大4年時にはキャプテンを務め、大学ジャパンにも選ばれるなど活躍した長嶋一茂。4年時の活躍がのちのドラ1指名へと繋がっていった
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
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BUNGEISHUNJU
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長嶋茂雄の愛息・一茂は高校・大学時代から潜在能力抜群の選手だった。
立教高校・立教大学を経て日本ハムにドラフト6位で入団した矢作公一氏は、学生時代の一茂の一学年下の後輩にあたる。一茂について「本質的なパワーでいったら、一茂さんほどすごい人はいない。プロ入り以降も見たことないですね」と評価する。
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その才能は並々ならぬものがあり、矢作氏は「日本人に例えると、一茂さんに重なる選手なんて浮かんでこない」とまで言う。かつて日本ハムで99本塁打を放った外国人選手のトニー・ブリューワに例え、「全身バネって感じで、ものすごい飛距離と打球スピード。一茂さんって日本人よりメジャーリーガーっぽいんですよね、雰囲気も」と表現する。
実家に帰ると「いつもゲッソリして…」
大学4年生でチームのキャプテンになってからは、特に真剣に野球に向き合うようになったという。休日に実家に帰ると「いっつもゲッソリした顔で、手のひらをボロボロにして戻ってきていた」という姿に、矢作さんは「父・茂雄さんとの特訓があったのでは」と想像している。
一茂がキャプテンをつとめた年の立大打線は、1シーズン20本近くホームランを放つなど長打力を発揮。「一茂さんがバッティング練習でものすごい打球を連発するのを目の当たりにして、ほかのバッターたちも、それに煽られるようにガンガン振っていった」と矢作氏は当時を振り返る。
矢作氏は一茂のことを「ものすごい原石。夢のかたまり」と表現し、その潜在能力の高さを証言している。
一方で、そんな先輩にはひとつだけ大きな「弱点」があったという。その全容は、本編インタビューで詳しく描かれている。
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この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます

