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《24億円移籍の噂》「ドウアンはロッベン2.0だ」ドイツ大手誌報道…堂安律にフランクフルト熱視線、高い信憑性「じつは情報源の記者からも」
posted2025/02/22 17:00

フライブルクで多くの得点に絡む堂安律。サイドハーフとして新境地を開拓したアタッカーに、フランクフルトが熱視線を寄せているという
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ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph by
Pau Barrena/Getty Images
フランクフルト移籍説、じつは年始に情報源から…
堂安律の獲得を、現在ブンデスリーガ3位のフランクフルトが狙っている――。
ドイツのスポーツビルト誌による報道を目にした時点で確信した。「これはリアルな話だな」と。
何故なら、実は年始に情報源となる記者から「フランクフルトが興味を示しているようだ」と聞いていたからだ。そのときは1月の移籍もありえるという情報もあった(※スポーツビルト誌は、欧州最大発行部数を誇る新聞ビルトを出している会社発行のスポーツ雑誌)。
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状況証拠らしいものはたくさん出てくる。昨年末に収録された堂安本人のYouTubeチャンネルでのインタビュー動画が、1カ月以上も経った1月31日にようやく公開された理由も“におってくる”。移籍市場が閉まる直前で、この冬はもう動かないと決めたから、公開に踏みきった側面もあるのではないか。移籍したとしたら、整合性を欠いてしまうほど熱いメッセージや興味深い話が含まれていたのだから。
思えば、2022年5月のときもそうだった。
堂安は当時、オランダのPSVに所属していた。しかも、一度は冷遇されていたロジャー・シュミットからの信頼を勝ち取ったシーズンの最終頃のことだった。
「堂安律にはドイツの複数クラブから実際にオファーが来ているらしい。マインツ、ホッフェンハイム、フライブルクなどから……」
そんな情報を、今回とは別の情報源から聞かされた。当時は堂安がPSVで復権を果たした後だっただけに、どこまでの確度があるかはわからなかった。結局、2カ月ほど経った7月5日にフライブルクへの移籍が正式に発表された。
記者4人をつぎ込んだ渾身の移籍特集記事
では、今回のスポーツビルト誌の報道の信憑性はどうなのか。
《ドウアンとバクワがフランクフルトの『ロッベンリスト』入り!》
同誌の記事タイトルだ。オランダ代表の名ウインガーとして、バイエルンなどで大活躍したアリエン・ロッベンの名前を引き合いに、堂安の名前が大々的に掲載された――。