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《24億円移籍の噂》「ドウアンはロッベン2.0だ」ドイツ大手誌報道…堂安律にフランクフルト熱視線、高い信憑性「じつは情報源の記者からも」

posted2025/02/22 17:00

 
《24億円移籍の噂》「ドウアンはロッベン2.0だ」ドイツ大手誌報道…堂安律にフランクフルト熱視線、高い信憑性「じつは情報源の記者からも」<Number Web> photograph by Pau Barrena/Getty Images

フライブルクで多くの得点に絡む堂安律。サイドハーフとして新境地を開拓したアタッカーに、フランクフルトが熱視線を寄せているという

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ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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2月21日のブレーメン戦で2ゴールをたたきこみ、リーグ戦11試合を残して昨季を上回るシーズン8得点を記録している日本代表MF堂安律。著しい成長を見せるサイドアタッカーに早くも来季に向けた「移籍の噂」が飛び込んできた。長谷部誠や鎌田大地らが所属したフランクフルトが熱視線を送っていると「スポーツビルト」誌が報じたが……果たして信憑性は? 報道の背景をドイツに詳しい筆者が読み解く。〈全2回の1回目/2回目へ続く〉

フランクフルト移籍説、じつは年始に情報源から…

 堂安律の獲得を、現在ブンデスリーガ3位のフランクフルトが狙っている――。

 ドイツのスポーツビルト誌による報道を目にした時点で確信した。「これはリアルな話だな」と。

 何故なら、実は年始に情報源となる記者から「フランクフルトが興味を示しているようだ」と聞いていたからだ。そのときは1月の移籍もありえるという情報もあった(※スポーツビルト誌は、欧州最大発行部数を誇る新聞ビルトを出している会社発行のスポーツ雑誌)。

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 状況証拠らしいものはたくさん出てくる。昨年末に収録された堂安本人のYouTubeチャンネルでのインタビュー動画が、1カ月以上も経った1月31日にようやく公開された理由も“におってくる”。移籍市場が閉まる直前で、この冬はもう動かないと決めたから、公開に踏みきった側面もあるのではないか。移籍したとしたら、整合性を欠いてしまうほど熱いメッセージや興味深い話が含まれていたのだから。

 思えば、2022年5月のときもそうだった。

 堂安は当時、オランダのPSVに所属していた。しかも、一度は冷遇されていたロジャー・シュミットからの信頼を勝ち取ったシーズンの最終頃のことだった。

「堂安律にはドイツの複数クラブから実際にオファーが来ているらしい。マインツ、ホッフェンハイム、フライブルクなどから……」

 そんな情報を、今回とは別の情報源から聞かされた。当時は堂安がPSVで復権を果たした後だっただけに、どこまでの確度があるかはわからなかった。結局、2カ月ほど経った7月5日にフライブルクへの移籍が正式に発表された。

記者4人をつぎ込んだ渾身の移籍特集記事

 では、今回のスポーツビルト誌の報道の信憑性はどうなのか。

《ドウアンとバクワがフランクフルトの『ロッベンリスト』入り!》

 同誌の記事タイトルだ。オランダ代表の名ウインガーとして、バイエルンなどで大活躍したアリエン・ロッベンの名前を引き合いに、堂安の名前が大々的に掲載された――。

【次ページ】 「ロッベン2.0」とは堂安である

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