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「ビッグクラブから関心」なぜ日本代表GK鈴木彩艶は市場価値爆上がりか…“3つの優位性”のうち「2つを作り出せる」W杯NHK中継で解説・林陵平がズバリ
posted2026/06/06 06:39
北中米W杯、日本代表にとってGK鈴木彩艶が重要と言える理由とは
text by

林陵平Ryohei Hayashi
photograph by
Kiichi Matsumoto
《数的優位性・質的優位性・位置的優位性》
攻守のクオリティーや機能性に影響
数的・質的・位置的という「3つの優位性」は、サッカーにおいて重要な概念。いかに優位性を持っているか否かで攻守のクオリティーや機能性が変わるので、僕も分析時によく気にしている部分ですし、解説時にもよく口にしています。それぞれの概要は以下になります。
【数的優位性(または量的優位性)】
その名の通り、あるゾーンや局面において数的に相手を上回ること。可変システムがここ15年ほどで一気に流行したのも、攻撃でも守備でも単純な“数の論理”が違いを作り出す重要な要素だからです。「偽のCF」が前線から中盤に下がるのも、「偽のSB」が最終ラインから中盤に上がるのも、数的優位性を作って中盤を支配することを大きな目的としています。
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【質的優位性】
テクニック、スピード、パワー、高さなどの個人能力が生み出す優位性です。サッカーがどれだけ組織化・戦術化されても、個のクオリティーはもちろん変わらず重要な要素。かのグアルディオラ監督も、「監督の仕事は、ラスト30メートルでアタッカーにクリーンなボールを渡すこと。そこから先はアタッカーが創造性を発揮する場所だ。最終的にはゴールネットを揺らす才能を持った選手が絶対に必要」と語り、さらに「バルサ時代にはメッシがいた。メッシがチームにいれば、ありとあらゆることが楽になる」と続けています。質的優位性の重要さを物語る言葉ですよね。
【位置的優位性】
選手のポジション、さらにはスペースの使い方によって生まれる優位性。「数的不利な状況でも、ポジショニングによって優位性を作り出せる」という考え方に基づいています。例えば、相手2人の間、2ライン(DFとMF)間、相手の背後などでボールを受ければ、敵を混乱させたり、陣形のズレを作ったりすることができ、場合によっては数的・質的な差を埋めうる要素にもなります。
日本vsオランダでも図式化できる
個別の局面を元に、相関関係を含めて詳しく解説していきましょう。

