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「挑発的な質問も…」上沢直之“TVに映らなかった”入団会見ウラ側…ソフトバンク番記者が初めて聞いた“異例の発言”「少なくとも3回言った」
text by
田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph byKYODO
posted2024/12/27 06:05
12月26日に行われた、上沢直之のソフトバンク入団会見。そのウラ側を現地記者が綴る
「それはもちろんありました。僕にとって簡単な決断ではなかったので、すごく時間をかけて悩みました。今回、自分で決断した道なので、良かったものと思えるように、プレーや結果で見せていければ」
――一番悩んだポイントは?
「ファイターズの皆さんには野球選手として育てていただきましたし、ファンの方々には、北海道のみならず鎌ケ谷の時から支えていただきました。何より今こうしてアメリカに挑戦できたのもファイターズの皆さまのおかげだと思っています。そういった点を考えた時にすごく悩んだというか、簡単な決断ではなかったので、時間をかけて決断させていただきました」
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ただ、今回の移籍劇。ファンが批判したくなる気持ちは十分理解できるものの、これが許されるシステム自体にも“欠陥”があるため起きたことだ。ルールに則っている以上、上沢と球団だけをただただ責めるのもお門違いなわけで、ましてや入団会見という公式な場では追及し続けるのは褒められる行為ではない。その意味でベテランアナはさすが、その塩梅が上手かった。
会見後に“囲み取材”…筆者が質問
もう少し突っ込んだ内容は、カメラが回っていない囲み取材で探れる。そこで筆者は上沢のすぐ正面に陣取ることに成功。他の記者もこの場になると、鋭い問いを投げかける。その流れに乗って、忖度なしの質問をぶつけた。
――厳しい声が上がるのは予想していたと思いますが?
「もちろん、そこは分かっていました。でも、その中でもホークスを、僕が最後にしっかりと決断して選んだ道なので。様々な声が上がるのはわかってましたけど、これが良い決断だったと思えるように、これからのプレーや自分の野球で示していけたらと思ってます」
この質問以外にも、上沢は嫌な表情を浮かべることなく質問者の目を見て答えを述べていた。
また、会見と囲み取材の中で、ふと耳に残る言葉があった。
「3回発言した」異例の“言葉”
来季も米球界でプレーしなかった理由を問われると、こんな風に話した。