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「オオタニは超クール、信じられない」ベッツやテオスカーだけでなく…敵将の“大谷翔平50-50称賛”が深い「敬遠は野球の神から見て不適切だ」 

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柳原直之(スポーツニッポン)

柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara

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posted2024/12/22 17:02

「オオタニは超クール、信じられない」ベッツやテオスカーだけでなく…敵将の“大谷翔平50-50称賛”が深い「敬遠は野球の神から見て不適切だ」<Number Web> photograph by AP/AFLO

50-50を達成し、ドジャースの同僚から祝福される大谷翔平。番記者の取材によると、マーリンズの指揮官の称賛も興味深いものだった

 ドジャースは12年連続、大谷にとっては初のPS進出が決まったのだ。試合後は祝福の乾杯。大谷もフランスのシャンパン「Veuve Clicquot(ヴーヴ・クリコ)」を一気に飲み干した。

「米国に来て夢に見ていた舞台。勝って決まったのは、自分にとっても凄く大きい」

 投手のみの出場も含めればこの日がメジャー通算866試合目で、PS未経験の現役選手では最多だった。故障者続出の今季のド軍を救ったのは、紛れもなく大谷だ。デーブ・ロバーツ監督は「この偉業を世界中が見ており、MLB全体の勝利がもたらされたのだと思う。唯一無二の存在」と称えた。

ベッツもテオスカーも敵将も称賛した

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 大谷の度肝を抜く活躍での快挙達成に同僚も驚きを隠せなかった。

 大谷の後を打つ2番ベッツは「ワオ! 超クールだ。言葉がない。偉大な瞬間を見られて最高。誰もこんなことできないよ」と興奮気味に語り、大谷と仲が良く、本塁打の際にひまわりの種を投げる係のテオスカー・ヘルナンデスも「信じられないシーズンを送っている。凄いことだ」と称賛した。

 大谷に3本塁打を浴びたマーリンズのスキップ・シューメーカー監督も脱帽だ。6打席目まで勝負を続けたが「1点差のゲームだったら、たぶん(敬遠で)歩かせていた」と告白。この日は大差がついており「(敬遠は)野球の神が見ても不適切。このゲームに敬意を払い、勝負にいった。選手たちが恐れず、勝負にいったことを誇りに思う」と語り「マーリンズにとって良くない日でも、ベースボールにとっては良い日だった」と続けた。

 大谷の偉業は各競技のスーパースターたちにも衝撃を与え、SNSではNBAレイカーズのレジェンド、レブロン・ジェームズが「この男は現実離れしている! 凄い」と記し、NFLチーフスの現役最強QBパトリック・マホームズも「正気の沙汰ではない!」と書き込んだ。

 史上6人目の「40-40」をサヨナラ満塁ホームランで決めるなど、常に人々の想像を超えてきた。試合後のクラブハウスで「50-50」Tシャツを着た仲間たちの前で英語で「Keep going!(勝ち続けよう)」と呼びかけ、大きな拍手に包まれた。1年半前に侍ジャパンを奮い立たせた「憧れるのをやめましょう」の言葉を発したのと同じ地で、ドジャースに発破をかける大谷の号令。待ち焦がれていた“10月の野球”、そして夢のワールドシリーズ制覇への始まりだった。

第1回からつづく〉

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「大谷翔平は前日、本調子ではなかったが…」番記者が見た“テレビに映らない50-50”伝説の舞台ウラ「大谷が打席に…ファンの歓声で雷鳴すら」

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