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「Jクラブからオファー…自ら切り出す余裕も」U-23日本代表・大岩監督“続投会見”で記者が驚き「グチをこぼすのではなく」LA世代への教訓
text by
了戒美子Yoshiko Ryokai
photograph byJFA/AFLO
posted2024/12/23 11:03
パリ世代に続き、LA世代を率いることになった大岩剛監督。会見ではパリ五輪本番に比べて、朗らかな表情だったという
「日本において五輪の位置づけ、注目度、国民の熱狂的な盛り上がりを考えていくと、重要な大会と認識している。一方で、サッカー男子だけがU-23の育成年代の大会です。JOCの施策と育成と勝利をバランスよくやっていくという究極の仕事だと思う」
とは山本ダイレクターの言葉である。その上で「LAでも基準、目標、目的を明確にしながら、メダルに向けて」と大岩監督はゴール地点を設定した。
“パリのリベンジ”ができるという考え方
パリ五輪準々決勝でスペインに完敗し、4年間を振り返る中で大岩監督は涙した。
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選手たちはあの悔しさを、別の舞台で晴らすしかないが、指揮官とコーチングスタッフは同じ五輪という舞台をまた与えられることになった。このチャンスをどう生かしていくのか。大岩ジャパンの、LAへの旅が始まる。
そんなことを考えつつ思い出すのは――この夏のパリ五輪での移動である。過密日程の「ドサ回り」で、さらには想定外の事態が多かったからだ。〈つづく〉