- #1
- #2
核心にシュートを!BACK NUMBER
日本代表のW杯出場確率「99%超」だが…“インドネシア戦の大ピンチ”は不運だけで済まない「それでも守らないと」遠藤航が力を込めたワケ
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byEPA/JIJI PRESS
posted2024/11/19 11:02
インドネシア戦の遠藤航。立ち上がりの大ピンチなど、日本代表は課題をどう解決していくか
「相手がミラーゲームのようにやってきている中で、自分たちのマンツーマンに対して、(ロングボールを)蹴ってくるときは対応しづらいというか……。やはり、1対1の局面で勝つか負けるかが、勝敗に大きく左右する。そこで、失点するか、しないか(が分かれる)。そういうところはチームとして後ろの選手に求めてもいいのかなと。相手が強くなったとしても、今回のようにやってくる相手はいると思うので。それでも守らないといけないから。結局、個の能力というか。そこは、チームとして求めていかなきゃいけないです」
予測データでは「W杯出場99.99%」だからこそ
W杯最終予選のちょうど半分の日程を消化して、日本は2位に勝ち点7差をつけて首位を独走している。様々な統計をもとにした名城大の小中研究室の試算のように、日本のW杯出場が決まる確率が99%を超えているというデータもある。W杯出場はほぼ確実だ。
そのなかでアウェーの中国戦以降の5試合で、勝つことに意味を見出したり、結果が大事だと考えるのか。それとも勝っているからこそ、インドネシア戦で出たような課題に対してストイックに目を向けるのか。
後者ができなければ、レギュレーションが変わり、W杯出場権獲得がはるかに容易になった今回の予選を無駄にしてしまう。そのことは肝に銘じておかないといけない。日本が目指すのはW杯優勝なのだから。
〈日本代表特集:つづく〉