ぼくらのプロレス(再)入門BACK NUMBER
「ダンプを丸坊主にできる。でも…」スーパーアイドルだった長与千種はなぜ“髪切りデスマッチ”を行い、負けたのか? 本人が明かした“悲劇の真実”
text by

堀江ガンツGantz Horie
photograph by東京スポーツ新聞社
posted2024/11/14 17:00
敗者髪切りデスマッチに敗れ、バリカンで髪を刈られる長与千種(1985年8月28日の大阪城ホール大会)
血だるまの丸坊主にされ…長与千種が勝ち取ったもの
この大阪城ホール大会の翌日に発売された『週刊プロレス』では、長与がダンプに髪の毛を切られるシーンが表紙となった。『週プロ』で女子プロレスがメインの表紙になったのは、この時が初めて。これは紛れもなく、長与千種が勝ち取ったものだった。
髪切りマッチで血だるまにされ丸坊主にされた長与千種は観客と視聴者の視線を独占した。はたして真の勝者は誰だったのか。それは言うまでもないだろう。負けることの意味と、プロレスにおける逆説的な勝敗の重要性を誰よりも理解していたからこそ、あの時代の主役は長与千種だったのである。
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