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「龍一くんもネガティブになるんだ」三浦璃来が悩む木原龍一に伝え続けた“前向きな言葉”…りくりゅうが欠場期間に見つめ合った「新たな一面」

posted2024/10/23 11:00

 
「龍一くんもネガティブになるんだ」三浦璃来が悩む木原龍一に伝え続けた“前向きな言葉”…りくりゅうが欠場期間に見つめ合った「新たな一面」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

スケートアメリカで優勝を果たした三浦璃来・木原龍一

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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 フィギュアスケートのグランプリシリーズが開幕した。

 第1戦はスケートアメリカ。10月19日にフリーが行われたペアを制したのは、三浦璃来・木原龍一組だった。

2位に大差をつけた復活優勝

 9月のロンバルディア杯を2位で終えた2人にとっての2試合目。ショートプログラムで自己ベストに迫る高得点をマークする。

 フリーでも冒頭のツイストリフトを決めると、続く3回転トウループからのサイドバイサイドの3連続ジャンプなどでミスがあったものの、高さのあるリフト、ペアコンビネーションスピン、デススパイラルは最高のレベル4。持ち味のスピードも健在だった。総合得点は214.23点、2位に12.50点の大差をつけての優勝だった。

 グランプリシリーズの大会での優勝は、2022年11月のNHK杯以来。優勝が決まったあとのインタビューで木原は喜びをこう伝えた。

「2年ぶりにグランプリシリーズに出場できて、優勝することができてうれしく思います」

 優勝したことに限らず、グランプリシリーズへの出場自体も2シーズンぶりのことだった。昨シーズン(2023-2024シーズン)は前のシーズンから一転、はたから見れば、苦しい時間を過ごす1年となった。

【次ページ】 日本史上初の快挙から一転…苦しんだ“木原のケガ”

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