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「欧州初タイトルで嬉しい」“22.1億円のMF”守田英正は4点だが…カズや相馬勇紀、小久保怜央ブライアンは?〈ポルトガル勢を5点満点評価〉
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byKiichi Matsumoto
posted2024/06/06 17:00
スポルティングでリーグ優勝を果たした守田英正を筆頭に、日本代表にも名を連ねるポルトガル勢は今季どのようなプレーぶりだったか
2021年1月に川崎フロンターレからポルトガル1部(当時)サンタクララへ移籍し、インテリジェンス溢れるプレーで攻守両面でチームに貢献。2022年7月、強豪スポルティングへ移籍し、すぐにポジションを獲得した。今季もレギュラーを張り、3季ぶり20度目のリーグ制覇に貢献。「欧州へ来てから初めてのタイトルで、本当に嬉しい」と喜びを語り、優勝祝勝会ではファンから喝采を浴びた。
理想を言えば欧州ビッグクラブへのステップアップか
ただし、昨季よりも攻撃参加の頻度が減り、得点は減少した(昨季は41試合で6得点4アシスト)。チームのボランチ4人の中で最も高い評価を受けているのはデンマーク代表のモルテン・ヒュルマンド(24)である。
それとともに、元ポルトガルU-21代表ダニエル・ブラガンサ(24)の台頭で、リーグ戦の終盤6試合のうち4試合で先発を外れた。5月26日に行なわれたポルトガル杯決勝のポルト戦では、CBが退場処分を受けた余波を受けて前半のうちに交代を余儀なくされた。
クラブ内での評価は非常に高いようだが、理想を言えば、今季、顕著な活躍を演じて欧州ビッグクラブへのステップアップを目指したかったところ。来季は自分より若いライバル2人との競争が待ち受けており、決して安閑としてはいられない。