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M-1本番中に「前年のほうがウケてたな」「ダメや、負けるときの感じや…」カベポスターが明かす“それでも審査員・山田邦子さんに救われた話”

posted2024/03/31 11:08

 
M-1本番中に「前年のほうがウケてたな」「ダメや、負けるときの感じや…」カベポスターが明かす“それでも審査員・山田邦子さんに救われた話”<Number Web> photograph by Shigeki Yamamoto

2年連続M-1ファイナリストになったカベポスター。永見大吾(写真左)と浜田順平

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中村計

中村計Kei Nakamura

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Shigeki Yamamoto

2年連続M-1ファイナリストになったカベポスターのNumberWebインタビュー。今大会は『おまじない』のネタで、「ずっゼリ」という印象的なワードを残した。
「前の年のほうがウケてたな」「ダメやろな…」2人が本音で感じていた、決勝本番の空気とは?【全3回の中編/前編後編へ】

◆◆◆

「前の年のほうがウケてたな」「ダメやろな…」

――順番でいうと、今大会(2023年)はトップ出番は免れ、4番手でした。その前で、大阪の盟友ともいうべき、さや香さんが659点でトップに立ちました。会場を盛り上げてくれて、条件的にはよかったのではないですか。

浜田順平 出順、良すぎましたよね。

永見大吾 でも、僕的には、さや香さんはもっとウケる想定だったんですよ。だから1位にはなりましたけど、なんでやろと思いながら出ていってしまったんです。

――お客さんに対して疑心暗鬼になってしまったということでしょうか。

永見 ちょっとつかめないまま、というか。トップだと前の空気とか考える必要ないんですけど、間で出るとなると、そういうのも考えちゃうんだなと思いましたね。

浜田 ただ、さや香さんも点数は出ていたので、いい流れやな、と。ここでウケたら優勝も見えるぞと気合いを入れていきました。

――実際のところ、お客さんの反応はどうだったのでしょうか。

浜田 前の年の方がウケてたなと思いながらやっていました。あかん、負けるときの感じやな、って。

永見 途中から、このまま行く感じかな、ダメやろなと。

決勝前日に6ステ

――ネタ(『おまじない』)の最後、浜田さんが「ドロドロやないか」というツッコミを言い損ねてしまうシーンがありましたが、準決勝もああいうオチでしたか?

【次ページ】 決勝前日に6ステ

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