2023年M-1・連続インタビューBACK NUMBER
「令和ロマンは100万円、僕は5万8000円競馬で負けた」カベポスターが明かす、M-1当日のギャンブル…“超一流企業”トヨタ自動車を辞めた理由も
posted2024/03/31 11:07
text by
中村計Kei Nakamura
photograph by
Shigeki Yamamoto
2年連続M-1ファイナリストになったカベポスターのNumberWebインタビュー。今大会は『おまじない』のネタで、「ずっゼリ」という印象的なワードを残した。
「令和ロマンのくるまは100万円、僕は5万8000円、競馬で負けたんです」なぜファイナリストたちは決勝当日にギャンブルをするのか?【全3回の前編/中編、後編へ】
「令和ロマンのくるまは100万円、僕は5万8000円、競馬で負けたんです」なぜファイナリストたちは決勝当日にギャンブルをするのか?【全3回の前編/中編、後編へ】
◆◆◆
「って、おれに言わせんなよ」
――笑神籤(えみくじ)の1発目が緊張のピークだという人が多いんですけど、2人は前大会(2022年)がトップバッターだっただけに、そのぶん上積みされた緊張があったのではないですか。またトップだったらどうしよう、と。
浜田順平 正直、またトップバッターだったら、おもろいなと思っていました。
――おいしいかも、と?
浜田 前回はめっちゃ嫌でしたよ。ほんまに。もう、終わったと思いましたから。ただ、そのぶん、ぜんぜん緊張せずにできたんですけど。今回は、心づもりはしていましたし、また1番やったらマジで笑ってたと思いますね。
――今大会(2023年)は令和ロマンがトップバッターで、トップ用のネタを考えていたということが話題になりましたが。
浜田 他の人たちは考えてたかもしれませんね。でも、僕らは考えてなかったです。前回、トップか2番やったらどうする? みたいな話をしていて、結論が出ていたので。
永見大吾 何番であれ、今年、いちばんいいネタを見せたいな、と。
――ネタは基本的に永見さんがつくっているんですよね?
永見 ……。
浜田 そうです。って、おれに言わせんなよ。
永見 一応、そうです。
「遅刻はマジでむかついたわ」
――2年連続の決勝進出となりましたが、緊張度合いなどは、ぜんぜん違うものですか。
浜田 ゆったりというか、落ち着いていられましたね。だいたいの流れとか、楽屋の雰囲気もわかるので。
――永見さんは決勝前日の劇場出番に遅れたり、当日は当日で新幹線のチケットをなくしたりと、大変だったようですね。