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日大フェニックス廃部へ。甦る篠竹幹夫監督の声。

posted2023/12/14 09:00

 
日大フェニックス廃部へ。甦る篠竹幹夫監督の声。<Number Web> photograph by KYODO

'01年、立教大との入替戦を見つめる篠竹監督。選手たちには常に「サムライたれ」と説いた

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藤島大

藤島大Dai Fujishima

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KYODO

 監督の指示で対戦相手のエースをめがけて危険球を投じた。数年後、こんどは複数の選手が違法薬物に手を出した。そのことで、たとえば阪神タイガースは消滅するだろうか。しない。謝罪、追放、変革を経て球団とチームは残る。

 日本大学アメリカンフットボール部がなくなる。11月29日に「大学が廃部」と報じられた(12月1日の理事会で継続審議へ)。麻薬特例法違反容疑などで部員3人が逮捕されていた。2018年には「悪質タックル」で批判を浴びた。

 プロ野球と学生のスポーツは違う。不祥事への対応も変わる。でも引っかかる。はたして日本大学には日本大学アメリカンフットボール部をつぶす資格はあるのか。構造としてはある。しかし。

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